研究その３、プロローグ ページ3
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今日も今日とて朝から研究室に籠りっぱなし。
ご飯をとる時間すら惜しまれ、
もうここ３日くらい一秒も眠っていない。
それでも僕はひたすら数式を書いていく。
だって、それが僕に与えられた使命だから。
「狂邪、何をぐずぐずやってるんだ！
お前の脳はその程度じゃないだろう！」
「…はい。すみません、父さん」
父さんはいつも僕を叱り飛ばす。
僕が何をしても誉められることはない。
だって、出来て当たり前だから。
「狂邪、無理しなくていいのよ？
嫌なら嫌って言っても…」
「いえ…問題ありません、母さん」
母さんは父さんと違って僕に優しい。
けど…僕にはこの頭脳以外に何もないから。
だって、僕は研究の為に造られた子だから。
例え重くても、期待が必要なんです。
「ﾎﾞｿｯ))あのガキ、ＩＱ２００なんだって？」
「ﾎﾞｿｯ))あぁ…噂ではＩＱの高い学者の精 子で
体外受 精して造られた子供らしいぜ」
「ﾎﾞｿｯ))ほら、あの数式ももう解き終わってやがる…
本当、気味悪いったらありゃしねぇ」
研究所で働く人達は皆して僕を批判する。
…君達は僕の何を知ってるんですか？
僕は期待してくれる両親の為に生きている。
この命を懸けて研究している。
そんな僕の気持ちが君達に分かりますか？
(絆など、非科学的なものは存在していない。
例え存在していたとしても…最後は独りだ)
僕と父さんを繋いでいるのは研究による利害。
僕と母さんを繋いでいるのはただの血の繋がり。
絆なんて甘いものではない。
生きている限り、解けることのない《繋がり》
(誰も僕を愛してはいないのだから、
絆など望んでも無駄でしょう)
母さんは僕を生んだ罪悪感で
愛しているように己を洗脳しているだけ。
父さんは研究での結果だけが大事で
僕のことは道具としかみていない。
僕を愛したのは、神だけ。
Continue…
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わかにゃん☆ミ(プロフ) - テトさん» ありがとうございます!黒猫様に比べて未熟ですが最一杯頑張ります！ (2014年9月23日 0時) (
レス) id: 734271b895 (このIDを非表示/違反報告)
テト - 続きが楽しみです!更新頑張って下さい! (2014年9月21日 18時) (レス) id: ae8e49c435 (このIDを非表示/違反報告)
わかにゃん☆ミ(プロフ) - 黒龍さん» ありがとうございます!黒猫様と共に頑張ります！ (2014年9月17日 7時) (レス) id: 734271b895 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 黒龍さん» ありがとうございます！わかにゃん☆ミ様と一緒に頑張ります！ (2014年9月17日 6時) (レス) id: bf303e5bbe (このIDを非表示/違反報告)
黒龍 - おもしろいですね!更新楽しみにしていますね! (2014年9月17日 0時) (レス) id: 44b282fc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫＆わかにゃん☆ミ
x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2014年9月15日 17時
