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完璧執事 : そらる★3 ページ39

「ではそれは
こっちに移動を。

君達は屋敷全体の
窓掃除をお願いします。」





「「分かりました!!」」






そらるの指示で
チャッチャと動いていく使用人達。


クソ…やっぱ仕事でも完璧だ……






私はなるべく目立たないように
メイドの服を来て


奴の弱味を握るべく

部屋を抜け出してきていた。







『…中々手強そうね』





私は植物の後ろに隠れて
そらるの様子を伺っていた。



そらるは黙々と仕事に励んでいる。





絶対完璧な殻から

引きずり出してやる…!







































『う、嘘でしょ…』









部屋の飾り付け


テーブルに置く生け花


ドレスの洗濯…







日が暮れるまで見張ったが


結局彼は弱点を一つも見せなかった。







私は目の前で
今夜のワイン選びをしている

そらるを恨めしそうに睨んだ。





普通一つくらいは
弱点あるはずなのに…





もしかして本当に

彼には弱点がないのか…?




そんなはず…

でも一日見張って
何の収穫も得られなかった。




『本当…なんなのあいつ』




私は更に心が曇るのを感じて

イライラした。




嫌い、嫌いだよ

あんなやつ…





『…もういいや』




もう時期晩餐の時間だ。




深い溜め息をついて


そらると自分に嫌悪感を抱きながら



もう今日は諦めて、
部屋へ戻ろうとした時だった。









「お気は済みましたか、お嬢様?」







今一番聞きたくない声が、後ろから
聞こえてきたのは。

完璧執事 :そらる★ 4→←完璧執事 : そらる★2



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あやのり - 待って間違えて2回送っちゃったw (2019年10月23日 21時) (レス) id: cb1eae126a (このIDを非表示/違反報告)
あやのり - R多くて嬉しいです← (2019年10月23日 21時) (レス) id: cb1eae126a (このIDを非表示/違反報告)
あやのり - R多くて嬉しいです← (2019年10月23日 21時) (レス) id: cb1eae126a (このIDを非表示/違反報告)
夜半の月 - ↓(補足)これからもがんばってください!すごく楽しみです!応援してます! (2018年7月29日 21時) (レス) id: c8e039902c (このIDを非表示/違反報告)
夜半の月 - すごくよかったです!((語彙力なしか!ww)←これ自分のことね!)アンさんすごく好きなので、うれしかったです!次は、詩人さん、クプラさん、みゅさん(ショタコンだけどww)の激甘よろしくです!楽しみにしてます!もちろん、アンさんのもよろしくです! (2018年7月29日 21時) (レス) id: c8e039902c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サテラ | 作成日時:2017年7月23日 19時

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