10話(鈴「殺戮アリスだって！」 ページ12
「鏡花ちゃんは急激に成果を上げすぎたけど」
鈴「コトリ」
「首領、久作に会っても良いですか？」
森「会ってどうする心算(つもり)だい？」
「どうにでも、会って話して見たいんです」
あの子はどういう思いで牢(アソコ)にいたんだろう？
森「良いだろう、しかし、ちゃんと"全て"の仕事をしたまえ」
「はい」
最後だ、最高の笑みにしよう！
さようなら
* * *
私はリン、コトリは...消えた
わからないけど、最後に会ったあの日、私を置いて喋ったあの時
何かが変わってしまった。
コトリは
コトリは、鏡花ちゃんと一緒に消えた
コトリは行った、光の道に
殺戮アリスは、消えた。
* * *
コトリが消える数日前
「あれれ？」
梶井さぁーん？
「なぁにやられちゃってるの？梶井さん」
せっかくの最後の任務なのに
与謝野「なんだいアンタは？」
「そう警戒しないでください！僕は殺戮アリスです」
与謝野「ヘェ、アンタが？」
「はい！」
与謝野「....どきな」
「どーぞ！」
僕は素直に譲った。
与謝野「ほお、随分聞き分けが善いね？」
警戒されてるなぁ？
「どうせこの任務が終わったら死ぬ身ですからね」
「なら、誰かを救って死にたいじゃないですか！」
与謝野「...アンタ」
「やり取りは時間の無駄です、早く」
_____「早く鏡花ちゃんを！」
* * *
「僕が吐けって？」
国木田「嗚呼」
「まぁ、僕はどうせ死ぬ心算だったから良いけど、鏡花ちゃんに聞いてください」
国木田「ｲﾗｯ」
敦「国木田さん！落ち着いてください！」ｱｾｱｾ
与謝野女医が連れて来た娘はなかなか口を割らない
与謝野「起きたよ」
敦「あっ」
「じゃ、僕は此処で「待て」えー」
この小娘、逃がすものか！
そう張り切る国木田だった
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作者名：黒猫のコトリ | 作成日時：2016年12月1日 18時
