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PCの画面に表示されている情報を眺める。
この人……。
PCに集中していると不意に背後に人の気配を感じた。
振り返るとそこには泉の姿が。
「3階には上がらないでって言ったよね」
「Aが何処にも居ないから確認しに来ただけでしょ〜」
「前はなんで上がったの」
この際だから聞いてしまおうと思い泉に問う。
「なに、わかってたんだ？」
「あんな試すような嘘ついてさ。何がしたいの」
「別に〜意味はないけど」
いつも通りの口調。
反省している様子はない。
「近衛の表札はこの家の元の表札。それを取って萩原の表札に変えた。それだけ」
「Aの実家の表札じゃなくて？」
「なんでそう思うの？」
「なんとなく」
なんとなくで言わないでほしい。
大きなため息を吐く。
「1階行こ」
「みんなが起きるまで時間あるけど」
「ゲームでもしますか」
「えぇ」
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作者名：ねこ | 作成日時：2018年4月1日 20時
