君と出会ったその時から

涙腺 ページ45

「君香。」


帰る前に声をかけた。


「…なに。」


少しばかり不機嫌そうな君香を見て、察する。


君香はきっと、唯が好きなのだろう、と。


もちろん恋愛的な意味で。


そうでも無いと、避ける理由がない。


「話そう。」


私は昔から友達が少なかった。


愛想もなく、コミュニケーション能力も低い。


いつしか友達なんて必要無い、彼氏なんてもってのほか、どうせ大人になるまで独身に違い無い。


でも、旭と会って、付き合い始めて、君香と会って、仲良くなれて、たくさん話したい、と初めて思えた。


「もう避けられるのはやだよ…！」


頬を冷たいものがつたる。


やだ、私涙腺弱い。


教室にいるがもう誰もいなかった。


「君香…私、もう辛いよぉ…！」


泣きじゃくる私を、君香はそっと抱きしめてくれた。


「うん…私も…避けててごめん。」


お互いに涙を流しあい、スッキリした。


問題はあと２つ、唯との誤解をクラスメートに解くこと、そして旭と仲直りすること。




























さすが清水、私と君香が仲直りすることは予測済みだったらしい。


「ふふっ、君香さんはどうでもいいけど、旭はダメなんだよね〜ってわけで、無理やりおかされてくっださーいw」



清水の本心がバレるまであと_____




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おおおおお待たせしました！


作者2人揃って女子校合格し、いい感じに楽しんでます(多分)←


更新は私自身は続けたいと思っています。


これからもよろしくお願いします！


＊*リリィドール*＊



P.S.
少し修正しました
2019.6.16

本性→←疑心暗鬼

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