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お昼 ページ20

君香side

「さんっせー!」

という唯の明るい声が響いた。

「じゃあ、何食べる?」

「俺、ハンバーガーがいーなー!」

「ハンバーガーか…良いね!唯にしてはまともな事言うじゃん」

「なんだよーそれ!旭はそれでいいかー?」

「……うん。」

振り返ると、真っ青な顔をした旭がベンチにへばりつく様に座っていた。

「えっ、大丈夫?」

心配そうな顔をする美織。

「……うん。」

「コイツヤベえな、昼飯は俺と君香で買ってくるから、美織は旭を見ててやって!
 じゃ君香いこーぜー!」

そう言って唯は私の腕に自分の腕をくっつけてくる。

「きっしょい、やめて」

そう言って唯を突き飛ばす。

もはや恒例行事なのであんまり気にしない。

それより気になるのは…。

「えっ?…ええっ!ちょ、君香…!」

振り返ると真っ赤な顔をした美織がこちらを見ていた。

旭の顔と美織の顔色のコントラストが凄くて笑ってしまう。

女子の事情なんて1つも知らないであろう唯はずんずんと売店の方へ進んでいく。

美織、ファイト!と目線で伝えた後、大分向こうへ行ってしまった唯を追いかけた。


お昼時の売店は、恐ろしい位の大行列になっていた。

「これならしばらくは2人きり…俺て〜んさいっ!」

「はっ?唯、もしかして美織の気持ちを…?」

「あったりまえよ!俺が気付かないとでも思った?」

そう言ってどや顔を至近距離で見せてくる唯。

大分気持ち悪いので軽めにビンタしておく。

「ってぇーな…まぁーもう慣れたけど?」

「るっさい。つーか、ぶっちゃけ行けると思う?美織…。」

「うん、ありゃ脈アリだね、嫉妬が顔に出てたし。」

「マジか…!」

「いやーいいねー、ザ・青春って感じ!って事で俺らもどう?」

「はぁ?どういう事でそうなるのよバカ」

ペシッ

本日2度目のビンタの音が響いた。

2人きり→←嫉妬?



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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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りりあーね(プロフ) - はるはるさん» ありがとうございます!読みやすいと言ってもらえるなんて…光栄です(*^◯^*)更新頑張ります!相方にも頼んで←。。確かに寒いですよね、はるはるさんもお気をつけてください!お互いこの寒さを乗り越えましょう!笑 (2018年10月21日 0時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる(プロフ) - 面白くてとても読みやすかったです。流石です。合作なんですね。更新、無理はせずに少しずつ頑張って下さい!最近寒いですから体調にはお気を付けて下さいね。 (2018年10月20日 23時) (レス) id: 0a19bd2b46 (このIDを非表示/違反報告)
りりあーね(プロフ) - みなとS*さん» 歌詞ドッキリ書くよ!待たせちゃってごめんね! (2018年10月18日 18時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
うめぼし(プロフ) - 紗希さん» 組長ありがとー (2018年9月3日 23時) (レス) id: 7172afc4c5 (このIDを非表示/違反報告)
りりあーね(プロフ) - 紗希さん» あーとー (2018年9月3日 17時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリィドール&うめぼし x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yuzu/  
作成日時:2018年8月16日 2時

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