人生２周目はトップスター (ページ11)

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彼らのことを知り尽くしている僕なら絶対に彼らを輝かせるメイクをすることが出来る。後でパンPDに交渉かなぁ。

そろそろ全員の自己紹介が終わるかというタイミングで自身の世界へトリップしていた思考を目の前の少年たちに向ける。
……推しのデビュー前とか本当に心臓に悪いなあ！！！！！

「えっと、改めてよろしくお願いします！」

「うん、よろしくね」

推しに優しく微笑まれながら認知される世界線はここだった。

「Aはいつからレッスンに参加するんです？」

確かに、いつからだろう。
それに練習生になったら確か宿舎に入らないといけなかったよね。荷物準備しなきゃな〜。

「そうだね、とりあえず今日のレッスンは見学。次回から参加してもらおう。」

「次回からですね、了解しました！」

脳内メモにバッチリと記憶する。

「ヤー、今日のレッスンは絶対失敗できないな！」

特徴的な笑い方でジニヒョンが笑いかけてくれる。
安心する……その長男の気遣い……。

すると、元気よく手が上がる気配がした。、

「Aは宿舎にいつ来ますか！」

手を上げたのはテヒョンイヒョンだった。
というか、こんなただの一般人だった僕がこんな豪華なメンバーのことヒョンって気安く呼んでもいいのかな。大丈夫かな、誰かに刺されないよな？

「出来れば一週間以内には宿舎に移動してもらおうと思っているけれど、Aくん大丈夫かい？」

「えっ、はい！もちろん！」

一週間以内か。となると、今まで集めに集めた化粧品達の整理が大変になりそうだな……。