かまぼこ隊とヨコハマ【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

何でいるんだよ！！ ページ39

【善逸side】

「善逸――」
「………起きろ…――」
「俺の――…起きて………」
「いや、寝顔も――」


ゴソゴソと横で何かが聞こえる。朝日がカーテンを差し、目を開けると一瞬にして光が目に入っていた為、細目になってしまう。


「ああ！！ 俺の息子(てんし)おはようっ！！」


起き上がるとギュッと勢いよく抱きつかれたのでびっくりして投げてしまった。父さんが帰ってからと言うもの、これが日常になりつつある。嫌だ、こんな日常は嫌だ！！


「俺が起きないからって横で俺の寝顔は可愛いだの、永久保存しておきたいだの言わないで貰えるかな！？ 凄く寝覚めが悪いです！！」
「す、少しでも心の距離が縮められればと思ってね……」


鼻血を出しながら言う父さん。一体何処に鼻血の出る要素があったのか。我が父親ながらかなり怖い。

そんな父さんを放っておいてリビングに行くと「おはよう！ 善逸！！」と声が掛けられた。


「うん、おはよう」
「起きるのが遅いぞ紋逸！！」
「伊之助達が起きるの早すぎるんだよ。今、朝の八時だから――って何でいるの！？」


当たり前の様に父さんの作った朝ごはんを食べてる伊之助と炭治郎。聞けば「遊びに来たぞ！」らしい。朝の八時に遊びに来る奴が何処に居るんだよ…。いや、ここにいたね。


「俺も朝ごはん食べようかなぁ」


俺の朝ごはんを用意しようとしたら家のチャイムがなった。


「母さんー、誰か来たー」

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