我妻善逸、ヨコハマに来た【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

問１９:ちょっと少し前の話？ ページ18

太宰と善逸が探偵社を出る少し前の話。
善逸は乱歩と何やら話し込んでおり、叫んだりしている。そんな善逸を見て太宰が笑っていた。敦が話しかける。


「太宰さん…なんでそんなにニヤニヤしてるんですか？」
「なんでって…」


「…ねえ？」と太宰は笑う。相変わらず太宰の考えていることは分からない、と敦は思った。


「面白いじゃあないか」
「何がですか？」


敦が太宰に問うと太宰は「分からないのかい？」と質問を質問で返してくる。敦は太宰の言いたい事がさっぱり分からなかった。


「彼…ああ、我妻君ね。我妻君はきっと私に苦手な意識を持っている」
「………なんでそんなに嬉しそうな顔なんですか」


敦が問うと太宰は嬉しそうに言う。


「いやあ、相変わらず人の嫌な顔を見るのは面白いよねえ。中也然り我妻君然り。…私は彼を気に入ったよ」
「何時にも増して性格が悪い……」


敦の呟きはどうやら太宰に聞こえていたらしい。「聞こえているよ敦君」と言った。


「私が彼に絡みに行ったらどうなると思う？ きっと凄く嫌な顔をするよ」


「案外、我妻君って顔に出るよね」太宰は嬉しそうに言った。敦は善逸に同情する。あれ程までに太宰に気に入られたら、きっと国木田以上に被害に遭うことだろう。


「……程々にしてくださいね」
「善処するよ」


この言い方は善処しない言い方だ。敦はよく知っていた。

問２０:死ぬの？ 死ぬよ？ 死んじゃうよ？？→←問１８:何？ 入社試験？ ちょっとそんなの聞いてないんだけど！？ ねえ、なんで目を合わせてくれないの太宰君！？？

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