我妻善逸、ヨコハマに来た【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

問２:この事件の犯人は？ ページ2

【？side】

とある探偵社にて。
珍しくテレビがついていた。テレビは仕事の支障をきたすと思いリモコンを操作して国木田が消そうとした瞬間。とあるニュースが流れた。


『今日もまた、全ての血が無くなった死体を発見しました』


ピタリと国木田の手が止まる。偶々そのニュースを見ていた敦かなり国木田に話しかける。


「このニュース最近多いですよね。それにしても変だなあ。人の血が全て無くなった状態で出てくるなんて」
「これは未だ軽い方だ。時には右腕だけしか残っていない遺体もあったりするからな…」
「えっ、それは酷い」


「全くだ」国木田はそう言うとテレビを消した。そして敦に言う。


「敦、仕事だ」


敦が国木田に任された仕事。それはニュースに取り上げられていた事件だった。血だけ吸われていた遺体や片腕だけが残った遺体、他には腕だけが無くなった遺体やもっと酷い時には遺体すら出てこないことも――。調査報告書を見ただけでぐったりとしてしまった。

こんな難題の事件を敦一人で遂行しなくてはならない。更に敦は憂鬱になった。


「それにしても、乱歩さんのあの助言(アドヴァイス)はなんだったんだろう」


敦が探偵社から出る前。乱歩に引き止められこう言われたのだ。


『敦、鬼だ。夜、鬼に気をつけな』


鬼、とはあの昔話で出てくる鬼だろうか。他に敦の知っている鬼に該当するものがない。乱歩さんがあんな形で揶揄ってくるわけないし、と悶々と乱歩の助言について悩んだ。

問３:これがバケモノ――いや、『鬼』？→←問１:此処は何処でしょうか？

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