闇医者 ページ8
買い物帰りの帰り道。治と無月は仲良く(?)歩いていた。そんな時、無月の名を呼ぶ者が現れた。
「やあ、無月君」
「げえ。森医師…」
無月は途轍も無く嫌そうな顔をした。そんな無月を見て治は警戒する。森医師と呼ばれた男性は警戒した治を見て「そんなに警戒しなくていいのに」と笑って云った。
「…何この人。顔が気持ち悪いのだけれど」
「君、可愛いねえ。でも顔は…無月君を小さくしたみたいだ」
「あ、もう然して無月も目覚めたのかい?」森医師は嬉しそうに無月に聞いた。無月は表情を無くしたような顔で森医師を蹴飛ばす。
「貴方と一緒にしないでください。本当はこんなキャラでは無いのだけれど。君、私の後ろで隠れてい給え」
「何で?」
「何でって、そりゃあ目の前に居るのが
「え」と驚き目を見開く治。森医師の顔を見るとそそくさと無月の後ろへ隠れる。
「全く…酷いなあ無月君は」
「貴方は信用出来ませんから。さあ、何処へでも散ってください」
シッシッと手をやれば森医師は顔を綻ばせ無月の後に隠れていた治を見ようとする。其の直前で無月は森医師の顔を掴む。
「早く帰れ」
「いでででで。分かったよ、帰るよ」
「釣れないなあ、相変わらず。無月君も私の許容範囲内だったら良かったのに」と云う森医師に悪寒がした無月。背中を足蹴にして早く帰るようにと即す。
渋々帰った森医師を見て無月は溜め息をついた。
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