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謎の薬 ページ6
ある一室に沢山の薬が置いてある部屋があった。無月は特にそこに入るなと治には云わず放置していたので治は入って部屋を物色していた。
すると無月が部屋に入ってきた。無月は勝手に部屋に入った治を怒ること等せず放任を貫く。「ねえ」と治が無月に喋りかけた。
「何だい?」
「ここの部屋に沢山薬置いてあるけど無月さんは医者かなにかなの?」
治の質問に無月は首を横に振って「違うよ」と答えた。
「これ全部、自 殺用さ。でもねえ私がついていないのか、或いは死の神にでも嫌われてるのか一向に死ねなくてねえ」
「死ねた、と思ったら次の日普通に目を覚ますし、頭は痛いしで困ったことしか無いよ。きちんと本の通りにしているのに何故なんだろうね」
無月はそう云うと懐から『完全自 殺マニュアル本 薬編』と書かれた本を取り出した。どうやらその本にここに置いてある薬の詳細が書かれているらしい。
正直、治からしてみればあんな本をが世の中に出回っている事が驚きである。
「君も自 殺するなら薬はやめといた方がいい。薬は私達に希望を与えるだけで一向に死ねない」
「安心してよ。僕はまだ死ぬ気は無いから」
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