悪戯用隠し写真機 ページ16
「あ、そう云えば中也に悪戯仕掛ける為に隠し
隠し
「
砂色の外套を着た同い年位の青年が手際よく書類を捌いている所が
「彼、もう然して……マフィア?」
あまりにも作業をするスピードが疾い。手慣れすぎている。こっち側の人間ではないと思っていたがどうやら其れは早とちりだったのかもしれない。
「其れにしても本当、私に似てるよねえ。これじゃあ中也が間違えても仕方ない。だって私の生き写しみたいだもの」
「……生き写し?」
「生き写しだと考えるなら異能の類が怪しいよね。私の姿を写しているとかなんとか」
「そう考えるなら如何やってあそこ迄織田作に信頼されるのさ。織田作はああ見えても用心深いし莫迦じゃない」
太宰は頭を掻きむしる。
「駄目だ。考えれば考える程泥沼に足を突っ込んでいるみたいで苛苛する」
60人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
wayu0112(プロフ) - こういう話好きです! (2019年11月8日 0時) (レス) id: 3e063600b4 (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - とても面白かったです。更新楽しみにしています!! (2019年7月13日 22時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ