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○月▲日 ページ7
【○月▲日】
不死川さんが病院に行こうとしない。傷は深いとは言えないが、そこそこ血は出ていたしそこから菌が入ったら大事になる。だから何度も病院に行けと言っているのに、一向に行く素振りを見せなかった。
「おい、不死川はいるかァ?」
滅多に客の来ない不死川邸に客が来た。てっきり私はあの人に友達は居ないと思っていたんだけれど。
「どなたですか?」
私が顔を見せれば客人は驚いたように目を丸くして私を指さした。人に指を指すなんて何とも失礼な人だなと思ったけど、あまりにも驚いていたのでそんなことを言う気にもなれなかった。
「お前、不死川の彼女か…?」
どうやら盛大な勘違いをしているようだ。
きっと不死川の家に私がいたからそんな勘違いをしたのだろうが、勘違いは勘違いでも少し嬉しいものがある。
不死川さんのお世話になっているだけで色恋沙汰はないと誤解を解けば、納得はしていない様子で彼は頷いた。
「俺は宇髄天元だ! 派手に神と呼べ!!」
自称神の彼は何ともイタイ人だった。
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