【おそ松さん】出 来 ち ゃ っ た

いくめん 42*° ページ44

貴女side



皆が一松くんが笑ったことに驚きを隠せずにいると、「何か文句あるの」と言った様な怪訝な顔をする一松くん


一松「……何。僕が笑ったらそんなにヘンなの」



おそ松「いや、な？びっくりしただけだって！な？チョロ松！」


チョロ松「うんうん。珍しいなって」



一松「へぇ……」



そんな会話をする中、真琴は満足そうに一松くんに抱きついている



「真琴、一松くんが大好きなんだね。私達以外にこんなに懐くなんて……」



と言うと頬を赤く染める一松くん



一松「……そうなんだ」


素っ気ない返事。けれどそれに反して顔は真っ赤だから照れているのだろう


トド松「僕の事も好きだよねー？」


ねー、と一松くんが抱いた真琴に顔を近付けるトド松くん


すると、ふるふると顔が震えだし、ふぇぇええんと大きな声で泣き出す



トド松「えええぇ？！？ 」



おそ松「うっわ、トッティ腹黒いの見透かされてんじゃね？ 泣かれてやんのー」


口に手を当て、ぷぷぷと笑うおそ松さん


隣では泣き出す真琴を優しく揺すってあやしてくれる一松くん




「一松くん、あやすの上手いね。
いつでもお父さんになれるよ。」


と笑いかけると、びっくりした顔をする一松くん


一松「べ、別に……結婚とか、しないし……」



わいわいと騒ぐ松野家、でも騒がしいのが心地良い




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「じゃあ、お邪魔しました」


あれからというもの何時間も話し込んでしまって時間は夕方4時半

晩御飯を作らなければいけないし、カラ松も帰ってくるから御暇させて貰うことにした



おそ松「またいつでも来てよ、一松も喜ぶしさ？」


な？と一松くんに笑いかけるおそ松さん


一松「べ、別に……僕は……」



「ふふ、また来ますね」




.






手を振り、ベビーカーを押し家へ向かう

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