【おそ松さん】出 来 ち ゃ っ た

いくめん 31*° ページ33

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ある日の昼下がり、御見舞に来て下さった松代さんにカラ松の幼い頃のお話を聞かせてもらっていた




その時だった




突然腹部に、前の様な痛みが走る
それも、前回よりも酷い痛み
けれど、二回目だったからパニックに陥る事は無かった



松代さんが駆け寄ってきて、背中をさすり、
「Aちゃん！ゆっくり深呼吸して」
と声を掛けながら、ナースコールを押す




看護婦さんが走ってき、「陣痛ですよ！
頑張ってください！」とベッドの形を変え、分娩体制に入る


松代「おそ松！！ Aちゃんが産気づいたの、カラ松に連絡して貴方達も来なさい！」



隣でケータイを手に連絡をする松代さん



呼吸も荒くなってきて、お腹の痛みは増すばかり
助産師さんがやってきて、本格的に出産体制に入る


松代「Aちゃん、すぐカラ松くるから、頑張って！」



「っう、は、いっ……！」



苦しくって上手く言葉を繋げない




陣痛が始まってから20分ほど経った
ようやく助産師さんが明るい声で



助産師「もう赤ちゃんすぐそこまで出てきてますよー、ゆっくり深呼吸して……はい、吸って、吐いてー」


助産師さんの指示通り息を吐き、深呼吸をする


「っいたっ……ぁぁ！ はぁっ！」


激痛に顔を歪める。 身体中が熱い







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「A！！！！！！」

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