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安「…信ちゃん…
大変やったなぁ…」
グラスが空になった時。
詳しくは話してへんけど、触りだけ。
少しだけ。
ほんの少しやけど、ヤスには伝わったなぁ。
安「ま…、これからやと思うで？
ほら、お待ちかねの」
ヤス入口に視線を投げるから振り返ると、そこにAが居る。
今来たばかりやとわかるのは、酒器を選ぶ手が迷っとるから。
どんな顔しとればええのか分からん…
そう思って、気が付いたことには気付いてへんふりをして背を向ける。
安「自信満々の信ちゃんが牙を抜かれとるって知ったら…
マルとか大喜びしそうやね」
そんなことを言いながら、
安「いらっしゃいー」
なんてAの元に向かっとる。
なにか、ボソボソと話すのは気配でわかったんやけど、なにを話したかはわからへん。
そんな中でも
『…大丈夫…』
その言葉だけが聞こえてきて、その大丈夫言うんはなにに対してなのかは気になった。
…気になっても、聞く立場やないのはわかっとる。
『…早かったね』
気付いてへんふりをしとる俺の横。
まだ空の酒器が横に置かれて、目の前にカルパッチョとサラダが並べられた。
『まだいないかと思ったのに、私の方が遅かった？』
話しながら手際よく置かれて、俺の返事を待つように手が止まる。
「…さっき来たばかりや」
嘘やけど。
グラス空けるくらい前に居ったけど。
『…そうは見えないけど(笑)』
小声で返してきた言葉は小さくて、俺の嘘を見抜いとるくせに知らんふりをするAの優しさ。
はぁっとため息ひとつつくと空気が重くなるんやけど、
『なにか注いでくるけど…行く？』
空気を変えるような言葉が嬉しい。
「あー、せやな。行くわ」
同じく立ち上がって、ロックグラスに変えながら酒の並んどる前に立つ。
『村上さん、なに…飲んでたの？』
「これ、なんやろ？
ヤスに任せたやつやからな」
『じゃあ、村上さんのおすすめは？』
「俺のおすすめかぁ。
…てか、お前、焼酎あかんやろ？」
『あかんけど…試したいなって』
「…」
『…』
なんやねん、その間は。
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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら？笑 (2019年9月21日 7時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら？って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです！いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー？？？ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年5月14日 15時
