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「…知って…たんか？」
『知らない。
別に興味ないし、私は村上さんのナニでもないから』
俺から先に目を逸らしたのは何もない関係やったとしても後ろめたい気持ちになったから。
酔うてるとしても、そんなに真っ直ぐ見られてもうたら、心の奥まで見られそうなくらい澄んどるから。
…真っ直ぐすぎて、眩しすぎるんやって。
『…もう、帰る』
立ち上がろうとするAを呼び止めながら、手首を掴んで立てへんようにしたのは魔がさしたとかやなくて、1人で飲むのは嫌やって思ったからで。
せやけど
Aやから引き留めたという感情には見ないふりをして、
「たまには付き合えって」
日本酒しか飲まんことは知っとる。
けど、徳利に入った焼酎を少し注ぐ。
『私、焼酎飲まないし』
「…わかっとるがな」
『じゃあなんで…』
「食え」
黒豚の角煮の缶詰を置く。
『…これじゃない…』
「くそっ」
再度置き直したのは、ムラサキウニの缶詰で、その瞬間、ニンマリした顔は見逃せへんし、ホッとしたのはここにまたしばらく居るという返事やから。
『いただきます♪』
「味わって食えよ？」
『うん、はぁ、ウニー』
一口食べては幸せそうな顔するのを、ほんまは俺が食うはずやったのにと恨めしそうに眺めとる。
『村上さんも食べる？』
なんて、さも自分が持ってきたかのように言うもんやから、ひと粒ずつなんてことはせぇへんで、箸でガバッと掴んで口に放る。
『あっ、ずるい』
「元は、俺のや」
『え？』
「は？やろ？」
『…うーん…』
「…」
『…くすっ…』
「なんやねん(笑)」
『(笑)』
この瞬間に、空気が変わったことは肌で感じて、あの頃と…俺がここに通ってAとよく飲んどった頃と同じ空気になったから、思わず頭をくしゃっと撫でた。
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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら？笑 (2019年9月21日 7時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら？って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです！いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー？？？ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年5月14日 15時
