26-夢の中- ページ26
家に着いた時にメッセージの着信を知らせる音が響く。
クマが紙吹雪を散らしているスタンプ。
それと一緒に、
安「次はいつにするん？」
というメッセージ。
次…
また、あの楽しい時間を過ごせるための約束が来た。
『次は来週の月曜日だけど…』
即座にOKのスタンプが届くから、思わず微笑む。
小さな約束。
これだけで心が浮かれて、
鼻歌交じりで過ごす夜。
同時に、触れた背中の感触を思い出して1人赤面する。
頬も熱いから手で熱を取ろうとしても暑さは増すだけで、
自分の熱で逆上せそうになる。
『…ダメだ…』
章大くんと少し関わりを持っただけなのに、
知らない自分が溢れ出す。
こんな時は、
早めにベッドに潜り込んで朝を迎えようと思ったのに、
目を閉じると思い出すのは章大くんの熱と歌声と笑い顔。
ドキドキして眠れない…
なんて思ったけれど、
案外すぐに幸せな記憶に包まれて眠ることができた。
夢の内容は覚えていないけれど、
章大くんが出て来たのは確かで、
翌日、
いつものように交わす
安「おはよー」
『おはよ…』
の挨拶だけでドキドキと意識してしまったのは、
昨夜の夢のせいだと思いたい。
クラスにいる時の章大くんは、
今までと何も変わらなくて、
私に話しかけたりしてくることもない。
それでもたまにチラッと見ると視線が合うし、
そんな時は口角が上がって視線は逸らすのに微笑まれる。
音楽室での密会…
(と私は勝手に呼んでいるだけだけど…)
はLINEで約束を取り付けていたから、
そんな日にはアコギを担いでやってくる。
間に文化祭があったりでなかなか出来ないことが多かったけれど、
文化祭は結局、
章大くんと亮くんの2人でアコースティックライブだった。
激し目のステージパフォーマンスが多い中、
アコギだけで行ったステージは好評で、
しばらくは音楽室での密会をすることも出来なかったけれど、陽が短くなった頃。
冬休みが目前になった時に、
章大くんがどうしても…
安「30分でもいいから合わされへん？」
と言ってきたから、久しぶりにここで会う。
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華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» どうなりますかねぇ(ﾉω｀*)んふふ♪ もう、なるように…的な(´･ω･｀) (2018年4月1日 21時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - くはぁ、せつない…(´；ω；`)これからどうなるのかな…。 (2018年4月1日 6時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ひみささん、いつもありがとうございます(〃ω〃) 珍しく学生設定にしてみましたー♪ お付き合い頂けたら嬉しいです(〃ω〃) (2018年3月22日 21時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 新作公開ありがとうございます(*^^*) 高校生なんですね〜、黄色もあるんですね〜、色々楽しみです♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2018年3月22日 13時
