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と、意気込んだはいいものの。
やっぱり照を目の前にすると、気持ちが溢れ出して気持ち悪くなって呼吸が浅くなってしまう。
それから数日間は保健室にお世話になった。
｢なぁ、阿部これやった？｣
照が俺の前まで来て、英語のプリントをちらつかせる。
｢うん、あるよ｣
また宿題を写すんだろうなと整頓されたファイルを漁り、中からプリントを抜き取る。
さんきゅ、と俺の手から奪うとともに指先が触れ合い体が強ばる。
でも初めて逃げ出さなかった。
それだけは褒めてほしい。
自席に戻っていく照の背中を無意識に目で追っていて、俺やっぱり、と頭に過ぎるそれを無視した。
今日の体育は少し体調が悪くてサボった。
行くあてもなかったので最近仲良くなりつつある保健室の�眞論萓犬慮気愨�を運んだ。
｢あ、阿部くん。いらっしゃい｣
｢こんにちは｣
いつもの通り壁際のベッドに腰掛ける。
｢今日はしんどいんじゃないの？｣
｢んー、ちょっとだけ？最近我慢できるようになりました｣
我慢っていう言い方はまずかったかな。
と俺が思うより先に�眞論萓犬糧�間にシワがよる。
｢我慢はダメだよ、すぐここに来ていいから｣
言われると思った……
わかりやすく苦笑いして返事する。
そういうことじゃないんだよな、と思いつつ俺は少し痛いお腹を押さえる。
｢お腹、痛いの？｣
｢ちょっと胃が痛くて…｣
そう答えると�眞論萓犬�俺の横に腰掛ける。
なんでだろ、�眞論萓犬覆藏枋イ靴覆い里砲福�
照にだけ過剰反応してしまう自分にまた嫌悪感。
｢ちょっとごめんね｣
�眞論萓犬浪兇棒爾鬚�けてからお腹に手を当てる。
ぐっと指先でお腹を押す。
｢ここ、痛い？｣
俺が首を横に振ればまた違う所を押しここは？と聞いてくる。
｢そこ、ちょっと痛いです｣
｢んー、ほんとだ、胃だね｣
やっぱりそうか。
�眞論萓犬浪兇�ら離れ、向かいの椅子に座りなおす。
少し考え込んでから口を開いた。
｢前から思ってたんだけど、阿部くんの体調不良って精神的なものだと思うんだよね｣
｢え……？｣
｢よくあるんだよ、悩みが体に出ちゃうの｣
お見通しかよ……
｢抱え込むのも辛いでしょ？｣
辛い……
確かに辛い。しんどい。
治るものなら治したい。
いっそのこと照に対する気持ちまで、前までの、仲良くできてた頃のように治したい。
｢相談乗るよ？｣
�眞論萓犬琉多瓦任�るその声に、俺は自分の思いをぶつけた。
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桜井サラ(プロフ) - ゆのんさん» コメントありがとうございます！励みになります…更新頑張ります！！ (2020年5月12日 8時) (
レス) id: aa947d258f (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん - 凄く面白いです。更新楽しみにしています。 (2020年5月12日 3時) (レス) id: fc4b9231a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜井サラ | 作成日時：2020年4月25日 8時
