検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:49,095 hit

1.ごうにしたがえ ページ3

「やってまいりました、inシンジュク・ディビジョン!!!」




『元気良し子ちゃんかよ…』




今日は土曜日。

学校がないので、私たちはヨコハマ・ディビジョンから出てシンジュク・ディビジョンへやってきていた。








愛花から、「せっかくラップバトル見に行くんだから、登場人物の予習しておかなきゃ!!」と強引に連れてこられていまに至る。







彼女の最推しである"伊奘冉一二三"はホストを務めているらしい。






『流石に未成年がホストはヤバいでしょ。私はいかないよ』



「べっべつに入ろうだなんて思ってなかったしー?」





口笛を吹きながら大量の汗をかく愛花。

あ、コイツ嘘ついてるわ。






流石に歌舞伎町に足を踏み入れるのも、なんだか悪い気がしてしまうが、店に入らなければ良いものなのだろうか?





店には入らない、という条件のもと私たちは歌舞伎町の入り口へとやってきた。






「う…………」


わなわなと震える彼女の目線の先になったのは、パネルに映る伊奘冉一二三。




他のホストのパネルもあり、昼間だからかいかがわしい雰囲気はそこまでない。








「うわぁぁぁ!!!一二三〜〜〜〜〜!!!!見てみて!!カッコ良すぎるっしょ!!!!!」



スマホを構え連写する愛花。



『やめて!!こっちが恥ずかしいからっっ!!!』


「あっ…後一枚!!一枚だけっ……!!!」









ここは道のど真ん中。いくら歩行者天国だからといって、道のど真ん中で騒いでいたら人目に着いてしまう。




は、恥ずかしい……





他人行儀してもいいんだけど…と思いつつ、そんなことをしたら誰が彼女を止めるのだ。と自分に言い聞かせながら道端に愛花を引っ張る。









ドンッ



「うっ…」

『うわっ!』




しまった、後ろを見てなかった。

気づいた時には遅く、知らない人とぶつかってしまった。



スーツ……を着ているが、ホストっぽくない。どちらかと言うとリーマン………いや、完全にリーマンだ、この人。




愛花はぶつかった拍子に私の手の中からすり抜け、ふらーっとどこかへ行ってしまった。



え、やばくね?








「あっあの本当にすみません。俺なんかがぶつかってしまって、ほんと申し訳ありません………こ、こんなおっさんが若い子に………ってもしかしてセクハラで警察に通報?!いやでも俺が悪いんだし___」

2.リーマン→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (130 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
305人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おーじーな(プロフ) - 律さん» 理鶯さんの幼女はほんと幼女してますよね(?)コメントありがとうございます…! (2020年11月14日 23時) (レス) id: f9d7d71774 (このIDを非表示/違反報告)
- ホントに理鶯の幼女は幼女してる(?)あからさまシュンとか…昇天させる気かっ!いやてか更新頑張ってください。応援してます! (2020年11月14日 15時) (レス) id: 72bc0777cc (このIDを非表示/違反報告)
おーじーな(プロフ) - 律さん» ありがとうございます! (2020年11月14日 14時) (レス) id: f9d7d71774 (このIDを非表示/違反報告)
- いやー、最高 (2020年11月13日 22時) (レス) id: 72bc0777cc (このIDを非表示/違反報告)
おーじーな(プロフ) - ひょぉ!さん» 暖かいコメントありがとうございます!これからも頑張って更新していきたいと思います(^-^)ヒプマイのアニメにインスピレーションが湧きます(*'▽'*) (2020年11月11日 23時) (レス) id: f9d7d71774 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おーじーな | 作成日時:2020年11月10日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。