二重人格メガネクラッチシューターの妹がバレー部でマネージャーとして活躍してます！

結論 ページ18

月 ｢で、僕だったらどう思うかデショ？｣


『はい。』


月 ｢嫌に決まってるじゃん。だって、男として好きなのに家族の兄弟に負けるなんて。自分では気づいてないけど、周りが気づいていることもあるみたいだし…｣


『どうしたらいいのかなって。』


月 ｢兄弟とは家族ってだけで、家の外出たらいくら好きでもその感情を隠すとか？｣


『なるほど…で、その告白してきた男の子にはなんて言えばいいのかな？』


月 ｢それはー…って、その子は告白された相手のことどう思ってんの｣


『友達以上に見れない…かな？』


月 ｢じゃあ、放っておけばいいじゃん。｣


『でも、それじゃあー…』


月 ｢その告白誰にされたの？｣


『え…？』


月 ｢あの、犬岡だっけ？うるさいやつ…？｣


『私の事じゃないし！』


月 ｢自分の事じゃなかったら俺みたいな無関係なやつに相談しないデショ？｣


エスパーか？天才？なんかつくづくムカつく…


『アドバイスありがとう！またね！』


月 ｢まって。｣


『なに…？』

流石に相談のってもらったから切るわけにもいかず一応聞いてみた。


月 ｢やっぱいい…｣


『なんでよ！切るよ！？』


月 ｢解決するといいね…ジャアネ。｣


『え、お、おやすみ』


なんだ。月島くん意外とイイヤツじゃん…！
あ、でも肝心な答えちゃんとわかってないじゃん！あー…、でもいつも通りが一番だよね！家から出たらお兄ちゃんのことは出来るだけ話さないようにしよう、うん。


順 ｢A…？入ってもいいか？｣


『いいよー！』


順 ｢なんか悩んでる顔してたって言ってたから見に来たんだけど大丈夫か？俺に話せることあったら聞くからな｣


そんなお兄ちゃんだから好きなんだよね…でも、これを話したらお兄ちゃん悪くないけど悪いって思っちゃいそう…だから


『お兄ちゃんの優しさが涙を誘う〜』


ちょっと誤魔化して


順 ｢何言ってんだ？大丈夫か？｣


心配はかけないようにしなきゃ。自分の問題だし。
でも、そーやって頭ポンポンしてくれて、お兄ちゃん大好きだよ！！



『お兄ちゃんみたいな人いないかな…』



順 ｢俺みたいなやつ？なかなかいないだろーなうん。｣


『だよねー』


順 ｢大丈夫そうなら、俺部屋行くけど？｣


『ごめんね、時間割いちゃって…』


順 ｢おう！大丈夫だ！おやすみ｣


『おやすみなさい！』


よし、クヨクヨしててもだめだ！気合い入れなきゃ…！グチグチ言っても変わんないからね！

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