五夜目*モノ*作者の体験談 ページ5
ぶわりと隙間風がなびく音がした。
大村「なぁ莉愛...見た?」
3時間目終わりの休み時間、そう大村杞憂に問われる小学5年生の少女、佐和莉愛は首を傾げた。
杞憂は、クラスでも霊感があると騒がれて人気の陰キャ男子だ。莉愛も一応霊感は合ったが、たまに感じたり見えたりする程度。杞憂とは全く比べ物にならないくらい弱い。
なので恐らく、今の「見た?」という問い掛けは、幽霊に関することだろう。
木村「じゃあさ...次の授業中丁度正午になった時、西側の窓の方見とけよ」
そう言いながら苦しそうな顔をしてトントンと自分の肩を叩く杞憂。莉愛はまたもや首を傾げながらも、杞憂の言う通り、授業が始まると、直ぐに壁にかかった時計に注目する様になった。
正午まで。3、2、1...
パッと窓の方を見る。
なんだ。何も無いじゃん。
杞憂はこれの一体何を怖がっていたのだろう。何も出て来ないのに。そう思っていると、何かが視界の端を横切った。因みに、視界の端というのは、西側の窓のことである。
ぶわりと空気圧で鼻が詰まりそうになる。何が落ちたのだろう。莉愛は、急いで窓の方を見た。そして目に入ったモノを見て唖然とする莉愛に、後ろの席の杞憂は言う。
木村「な...いたろ?」
落ちていったのは、制服姿の女の子だった。
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おかき(プロフ) - ありがとうございます、楽しみに待っております! (1月31日 20時) (レス) id: a1b6676078 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - おかきさん» コメントありがとうございます!正直もう見てる人いないと思っていたので嬉しい……ぜひ書かせていただきますね!ありがとうございました! (1月31日 18時) (レス) id: c6784028ea (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 作者様の求めている話ではなかったかもしれませんが人怖でした。 (1月30日 18時) (レス) id: a1b6676078 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 今度は私と母しかいなかったのでめっちゃ怖かったです、また向かいのおじさんが連れて行ってくれました。おじいさんは○すぞやお前ら俺の人生奪って楽しいかとか言ってました。この話は未だに怖いです。 (1月30日 18時) (レス) id: a1b6676078 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - けど、おじいさんはボケてるのかここは俺の家や!ってずっと言ってました。結局向かいのおじさんがおじいさんを連れて行ってくれました、分かってくれたかなっと思いましたがその人はまた来ました (1月30日 18時) (レス) id: a1b6676078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾瀬凛利 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/967fcd0b72/
作成日時:2020年8月27日 22時