【ヒロアカ】 E N D + α【男主】～相澤編～ (ページ16)

今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:79,393 hit

No.16　二人の関係性ページ16

相澤Side

相澤(未来)｢こーゆーコトしてほしくないのかって聞いてる｣

口元を名前入りのマフラーで隠す未来の俺。恐らく照れてるのだろう。

A(未来)『...そんな俺が好みそうなこと誰に習ったのさ』

相澤(未来)｢お前に習った｣

A(未来)『俺かよ。てかそのマフラー着けてくれてるのね。意外と優しい』

相澤(未来)｢お前が作った物ならなんでも着ける｣

A(未来)『そうですかそうですかそれは嬉しいことですねー(棒)』

相澤(未来)｢棒読みすぎだろ｣

A(未来)『ふふっ、けど着けてくれたのは本当に嬉しい。消太って中々お揃い物使ってくれないじゃん。俺もそのマフラー今着けてるし』

相澤(未来)｢お前がそういうからわざわざ指輪二個も買ったんじゃねえか。しかも個性発動した時の目の色の宝石嵌められたやつ。どれだけペアにこだわってるんだよ｣

A(未来)『とか言いながら自分も二つつけてるじゃん。本当は嬉しいでしょ？俺はめちゃくちゃ嬉しい。これならテレビ出ても結婚指輪なんて思われないしね。まぁ仕事では仮面つけてるし、テレビ出る時も目元だけの仮面つけてるからバレる時ないと思うけど』

相澤(未来)｢...めっちゃ心配｣

A(未来)『めっちゃ過保護』

ケラケラと笑いながら恋人繋ぎをして歩き出す。その指にはキラキラと輝く指輪が2つずつ。

俺は二人の背中を見送りながらくるりと闇雲の方を見る。すると闇雲は両手で髪を掴みながら俯いていた。

相澤｢闇雲...？｣

ゆっくりと顔を上げる闇雲。俺は思わずその表情に目を見開いた。

何時もは真っ白な肌を耳まで林檎の様に真っ赤に染め、困った様に眉を下げながらボリボリと、頭を掻きむしりながら俺の顔を覗いている。服は胸元が微妙に開き鎖骨が見えていて、首筋からはさっき見せられたほんのりと赤い跡や噛み跡がちらほら。

相澤(いや、そんな訳ない。闇雲はこういうこと慣れてる筈...何時もの様に茶化してくれれば...)

いらん妄想なんかお前の為にもしたくないから、早く何時もの様に茶化してくれよ。

そう思い闇雲をじっと見つめる。けれどサッと目を逸らされて終わった。

そんなことある訳無いけど...いや、けど、これは絶対、

相澤｢"意識されてる"｣

"意識している"