【刀剣乱舞】個性的な弟【短編集】

卑屈な弟　　　山姥切国広 ページ7

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『なんでいっつも「分かった」オンリーなの？否定という言葉を覚えて！お姉ちゃんかなり心配』


「…別に、アンタには関係無いだろ」


『後、いつまでフード被ってんの？綺麗な顔なのに』


「綺麗とか言うな」



　この子の顔見た事あるの身内だけじゃない？外に出る時は必ずと言っていい程フードを被っている。



　それでもスタイルが良いせいかバレンタインはチョコを沢山持って帰ってくる。お菓子代浮くね！




『……今日一緒に寝よ』


「分かった」


『ああああああああああ！！！？？なんで、さっき言ったじゃん！？』



　まあ結局一緒に寝たんだけど。でもさ、でもさ……。


　何回聞いても「関係無い」とか「俺なんかに出来る事なんて無い」とかさ…こっちが卑屈になるわ！後その美顔で言われたら皮肉にしか聞こえねぇよ！




『……この光景異様だな』



　という訳で、STKしますSTK。姉が弟をSTKします。


　凄い犯罪チックでしょ？でもね、心配なの。弟が可愛いから。


　国広は女子に出かけようと誘われている。キャーモテモテー。



　ま、どうせ「分かった」でしょうね。




「…俺は嫌だな」



　What？え？今拒否した？あの国広が？マジで？私と話す時は「分かった」だけなのに？


　…学校で疲れてるのかな、今度から少し放っといてやろ。



『なーんだ、…ちゃんと意思表明出来るじゃん……少し悲しいけど』



　いつか、離れて行っちゃうのかなぁ…？

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