勝利 ページ7
「あぁッ、もう！」
五月蝿いのよあんた達は！と、言おうとしたが、
それはディーノによって防がれた。
ディーノが私の腕を掴んで静止をさせたのだ。
私は眉間によっていたシワをとり、
再度自分の席に座りなおした。
「落ち着け、A。」
「言われなくても落ち着いてるわよ。」
「殺人衝動強くなってきてるな。」
ゾっとした。
口にされて改めて思った。
私は殺人鬼に1ミリずつでも近づいているんだ。
怖い。変わりたくない。
みんなを殺したくない。
ディーノはそれをはっきりさせるためにわざわざ口にしたんだろう。
「はあっ、もう嫌だ。共存できれば簡単な話よね普通に考えて。」
「A、やけになるな。」
「わかってるわよ。」
私は試合を見届ける。
見事黛に上書きした黒子は異彩を放つ。
「あらまあ、勝っちゃいそうじゃない。」
「流石かよ、黒子…。」
凄い、楽しい。面白い。
一生この時間が続けばいいのに、
まあ、こんな時間続いたらたぶん選手は死ぬ。
そして勝ったのは、誠凛だった。
「よしっ。」
「しゃあっ！！！」
「すげ！」
「流石お前がいたチームだな。」
虹村先輩はそう言うがどう考えても過去形になっている。現在進行形で私はあのチームである。
かなり欠席してしまっているが。
みんなも仲間として認めてくれている。
そして、私の体調が優れていないこともみんな知っている。
表彰式も順当に終わり、会場もほぼ人がいない。
残っているのはウィンターカップに出場したメンバーが控え室にいるくらいだろう。
私達は待っている。
誰でもいい、早く来い。
未来のある彼らを邪魔する奴は全員殺してやる。
「…A？」
「赤司？」
気配はなかった。
異様な雰囲気が漂う。
するとディーノが私をどかすように押しのけた。
いったいわね！と反抗してやりたかったが、
私が口を開く前に、ディーノは発言していた。
「幻覚だ！！！！」
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ミリア - もし今後他の作品を作る予定があったらリボーンとコラボかトリップか転生した銀魂の銀時か高杉の姉か妹かワールドトリガーかKか転生したらスライムだった件の作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも体調にきよつけて下さいこれからも応援します (2017年10月10日 17時) (
レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きな作品になりました。 (2017年10月10日 17時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキノ | 作成日時：2016年11月7日 16時
