殺し合い ページ6
「勝つには黛封じが得策かな。」
「ジャッポーネのバスケってのはおもしれーな！
俺初めて見たぜ！」
「ディーノ…そんなにはしゃがないでよ。」
そんなこんなで使えなくなった黒子をどうするかとか、黛封じはどうするかとか、
赤司のアンクルブレイクはどうするかとか、
虹村先輩を含めて話していた。
今私が話したところで、あの子達には伝えられないけれど。
「獄寺、山本、了平、クローム、戦闘準備をしろ。」
いきなり現れた赤ん坊は、
私たちにバスケの楽しさなど与えてくれなかった。
今起こっていることの現実を、突きつけられた。
私達は、殺し合いに参加しているんだ。
「俺たち全員っすか？！」
「あぁ、Aはさすがに参加させられねえ。
Aの護衛はディーノ1人でも十分だろう。」
「俺はいいけどよリボーン。」
「虹村修造。おめーは足手まといになる可能性が高い。」
「ちょっとリボーン！」
「どうする。」
リボーンはたいそう急いでいるようだった。
緊急性の伴う戦闘がなかった訳じゃないが、流石にみんな焦りを隠せないようだった。
「いさせてくれ。リボーン。
俺もAの役に立ちてえ。」
「虹村先輩…。」
「ファミリーだからな！」
ニカッと虹村先輩は笑った。
みんな緊張から解き放たれたように微笑み、外へと向かった。
「どうやら本命ではなさそうだな。」
「え？」
「颯の所のファミリーじゃなさそうだ。
ただの下級マフィアだな。」
普段はそうは見えないが、ディーノもいくつもの修羅場をくぐり抜けている。
このくらいは簡単にわかるのだろう。
「頑張ってみんな。」
「A、こっちは諦めた方がいいかもしれねえ。」
「先輩…？」
「力の差を見せつけられている、打開策はどこにもない。」
虹村先輩がそこまで言うなんて、
かなりひどい状況なのか。
見て見ると、点差は明らかだった。
「虹村先輩！何かないんですか！
あの人たちは！毎日毎日頑張って…！
あなた帝光中の主将だったでしょう？！」
「ばか！こんなとこででかい声出すな。」
周りはどよめいた。
帝光の虹村。その名前を知らない者はこの会場にはいないだろう。
家族の体に何もなければ今頃バスケ界の頂点に立っていたかもしれない人間だ。
「帝光の虹村ってあの…？」
「うそだろ？彼はバスケをやめたんじゃ。」
周りがうるさい。
黙れ。
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ミリア - もし今後他の作品を作る予定があったらリボーンとコラボかトリップか転生した銀魂の銀時か高杉の姉か妹かワールドトリガーかKか転生したらスライムだった件の作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも体調にきよつけて下さいこれからも応援します (2017年10月10日 17時) (
レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きな作品になりました。 (2017年10月10日 17時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキノ | 作成日時：2016年11月7日 16時
