ディーノ 側 ページ16
「やめろA！！！！」
ツナがそう叫ぶ。
Aは微笑み、何を言っているのかわからないほど小さな声でブツブツと言っていた。
「ねえっ、そろそろなんじゃないの？ケイサツ。
くるでしょっ？？ジャッポーネのケイサツは優秀だものね、爆発音を無視するわけないわ。
その前に、私が跡形もなく全員を殺すんだけどさあっ！！！！」
Aは火神達の方へ飛びつく。
火神は驚きと恐怖で逃げることができない。
不幸中の幸いというべきか、Aは今武器を持っていない。
いや、武器で戦う必要がないから持っていないのか。右手の拳で躊躇いなく火神の顔面を狙う。
まずいこのままじゃ！！！
俺は鞭をしならせAの右手首に鞭を巻きつける。傷つけたくない。攻撃はできない。
「はねうまぁっ！！、」
今度は俺を狙ってくる。
一般人を狙うよりは自分が狙われたほうが何倍もマシだ。
『逃げて、ニゲテ、逃げて！ディーノ！！！』
Aの声が聞こえた。心に直接訴えてきていた。あぁっAお前は本当にバカだ。
このタイミングで言うなよ、殺人鬼のお前に狙われて殺されそうなこの瞬間に…。
…逃げられなくなんだろ。
「A、俺は逃げねえよ。」
俺はその瞬間、向かってきた殺人鬼に蹴り飛ばされた。
激痛がはしる。いってえ。
何度も何度も修羅場をかいくぐってきたのに、女の蹴りにも耐えられねえのかよ俺は。
なんで貧弱なんだ。
許してくれ、みんな。
もう、意識が持たなそうだ。
「なにやってんだ、へなちょこディーノ。」
リボーン…。
わりいな、こんな生徒で。
弱い俺を許してくれ。
「立ち上がれ。俺はお前にそんな無様な格好になれなんて、教えてねえぞ。」
「…！」
Aが俺を見下ろす。
血にまみれた、顔だ。なんてつらしてんだお前。
普段の笑ってるお前の方が、俺は何倍も好きだぜ。
俺は立ち上がり、再度鞭を手にもつ。
「そうだな、リボーン。…開匣。」
まさか、一般人の前で見せる事になるとはな。
「駆けろ！スクーデリア！」
スクーデリアはAの周りを囲み、
身動きが取れないようにする。
「なんだあれ！翼の生えた馬？！」
「ペガサスだ！！」
「大空天馬ってんだ、すげーだろ。山本！頼む！」
「っす！開匣、ローンディネ•ディ•ピオッジャ！」
雨燕が雨を降らせる。
雨属性の炎の特性は鎮静。
そのまま、Aの動きも停止する。
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ミリア - もし今後他の作品を作る予定があったらリボーンとコラボかトリップか転生した銀魂の銀時か高杉の姉か妹かワールドトリガーかKか転生したらスライムだった件の作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも体調にきよつけて下さいこれからも応援します (2017年10月10日 17時) (
レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きな作品になりました。 (2017年10月10日 17時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキノ | 作成日時：2016年11月7日 16時
