リコ側。 ページ12
「つくづく君たち一般人は、平和ボケだねえ。
腹違いなんてこの世界にごまんといるじゃないか。
私とリコは腹違い。
覚えてるでしょ、リコ。
あなたが三歳の時まで、一緒だったんだから。」
私の、姉？
この人が？
今こんな危ない武器をAちゃんに突きつけている人が？
私の首を締めて、放そうとしないこの人が？
3歳の頃なんて記憶にあるわけがない。
だけど、これだけは覚えている。
確かに私には仲のいい年上の女の子がいた。
じゃあ、まさかこの人が…！！
「正解。」
心を読み取られたようなタイミング。
恐怖以外の何者でもない。
いったい今起こっていることは何なんだ。
ここにいるメンバーで唯一Aちゃんとその隣にいる金髪の彼だけが反応できている。
誰も、この状況についていけていない。
「君のお父さん、そんな人にはみえないだろ？
うん、私もそう思う。
だけどさ、世の中には知っちゃいけないことの方が多いんだよ。それ、わかるよね？
私はそれを知っちゃったわけ。
出て行ったよ。家を。
だって、あそこには私の居場所なんてないんだもん。」
「そうよ、そしてあなたはヴァリアーに入隊したはず。ボンゴレファミリー直属の暗殺部隊なのに、なぜ裏切った。」
暗殺部隊？ファミリー？
さっきから何を言っているのAちゃん。
「裏切り？まさか。私はそんなひどいやつじゃないよ。」
「だったら何故！！！」
「だって、私最初からフリーの殺し屋だもん。」
わけがわからない。
殺し屋？殺し屋って人を殺すものでしょう？
あぁ、だいたいそうなんだ。
普通に理解することはもう無理なんだ。
彼女達は一般人ではないんだ。
普通じゃない彼ら彼女らを普通に当てはめようとすることさえ馬鹿。
「フリーの殺し屋で、あるファミリーに雇われてヴァリアーにはいったわけ。
どう？Do you understand it ？」
どう考えてもこちら側としてはNo I don't と答える他ない。
「ヴァリアーのセキュリティはざるじゃねえよ。」
金髪の男性がキレたようにそう言う。
こわいこわい。
「ざるさぁ。
まあそんなことどうでもよくて、
すごくない？そのファミリーはずっとこの時を待っていたんだよ。Aちゃん。」
ガガガガガガガガガ！！！！
銃弾の嵐が吹き荒れた。
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ミリア - もし今後他の作品を作る予定があったらリボーンとコラボかトリップか転生した銀魂の銀時か高杉の姉か妹かワールドトリガーかKか転生したらスライムだった件の作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも体調にきよつけて下さいこれからも応援します (2017年10月10日 17時) (
レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きな作品になりました。 (2017年10月10日 17時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキノ | 作成日時：2016年11月7日 16時
