【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました６【秀徳】

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『あり、がと……っ、黒子くん…っ』

黒子くんに相談して正解だったようだ
ほんの少し勇気を貰えた気がする

黒｢でも辛いですよね、好きな人からそんな風に言われては…｣

『ちょっと、ね…』

黒｢何かあったらいつでも連絡してください、相談に乗りますから｣

『ありがとう、黒子くん』

黒子くんに相談して本当によかった…

それから少し談笑して私達はマジバを出た






『部活の後なのにありがとう、黒子くん！』

黒｢いえ、僕なんかで力になれるなら｣

『じゃあ私帰るね！』

バイバイ！と振り返りながら黒子くんに手を振っていると、


ﾄﾞﾝｯ!


『わっ…！す、すみません！』


誰かとぶつかってしまい、慌てて謝ると…







『……………嘘…っ、な、なんで…！』









ナ｢よう、ちんちくりん｣









『ナッシュー！？！？』





アメリカにいるはずの彼が目の前に立っていた


黒｢何で貴方がここに…！｣

ナ｢あぁ？てめぇ……あん時の猿じゃねぇか｣

一気に険悪な雰囲気へと変わる
私は驚きのあまり固まってしまっていた

『(え、待って、マジで来たの？？あれ冗談とかじゃなくて？)』

黒｢何しに来たんですか｣

ナ｢猿に言う必要なんざねぇが……こいつ借りてくぞ｣

『うっ！？』

ナッシュに首根っこ掴まれ引き摺られる

黒｢Aさんをどこに連れて行く気ですか！｣

ナ｢猿には関係ない｣

『し、締まってる…！首締まってる…！！うわっ！！』

ナ｢別に悪いようにはしねぇよ｣

近くに停めてあった車の中へと放り投げられ、訳の分からないまま車は走り出した


黒｢大変だ……｣

黒子くんは電話を取り出し、どこかへと電話をかけた








『ほぼ誘拐じゃねぇか！！！！』

ナ｢あ"？そもそも俺は空けとけって言ったよな？｣

『詳しい事も何も言わず電話切ったあんたが悪い！！』

見るからに高級感のある内装の外車、しかも運転手付き
セレブかこのやろう……

『てか本当に何でいるの？』

ナ｢…仕事のついでだ。要するに暇つぶし｣

『暇つぶしかよ』

諦めてふかふかの椅子に深く座り込み、窓の外を眺める
相変わらずナッシュの考える事はよく分からない
というか現在進行形で怖いんだが

ナ｢おい｣

『なに』

ナ｢猿とは復縁できたのか｣

『そもそも別れてないし！！！』

ナ｢うっせぇな｣

『ナッシュが変な事言うからでしょ』

ｼﾞﾄﾘとナッシュを睨み付けたが、ナッシュの眼光に一瞬で負けた、くそ。

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