【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました６【秀徳】

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『でもホント何もなかったし…』

いやちょっとはあったな←
なんかナッシュにもっとマシになったら名前で呼んでやるみたいなこと言われた
てかもう会わなくね？

高｢マジで気を付けろよ…Aちゃん、変なことにすぐ巻き込まれんだからさ｣

『いつからそんな巻き込まれ体質になったんだ私は』

私も信用ないなー、なんて考えながら座り直した瞬間カサリとポケットから音がした

『(あれ？私なんか入れてたっけ？)』

不思議に思いながらもポケットに手を入れ取り出すとそこには1枚の紙が折り畳んで入っていた
それを開いた瞬間、

『はぁっ！？！？』

高｢っ！？な、なに！｣

『い、いやっ！なんでもござらん！！』

慌てて紙を隠すが高尾くんには見えていたみたいでめっちゃ怪しそうな目で見られた

高｢Aちゃん…今何隠したの…｣

『い、いや…隠してないよ？』

高尾くんに迫られピンチになったその時、ちょうど選手交代のブザーが鳴る
高尾くんは赤司くんと交代になった

高｢Aちゃん後で全部教えてもらうからな…｣

高尾くんはジトッとした目で私を睨みながらコートへと走って行く
危なかった……

『(まさかナッシュの電話番号とメルアドがポッケに入ってましたーなんて言えないって……)』

マジでいつの間に入れたんだあの人…
………腕引っ張った時か！

赤｢やぁ｣

『あ、お疲れー』

赤｢俺達と合流する前、ナッシュ達と話してたんだって？｣

『ひぇ……』

なんで知ってるんだ…！ってなったけど高尾くんと交代する前なんか話してたな
ゲームの事じゃなくてその事話したんか高尾くん！！

赤｢まったく…緑間から言われてなおか…｣

『だからたまたま会ったんだってば……1回知らないフリしたし』

赤｢ならその手に持っている物は何かな？予想するにナッシュあたりの連絡先か？｣

マジでこの人怖い！！！！
なんで分かるの！？

『さっきポケットに入ってるの気付いたの！！貰った訳じゃないから！！』

赤｢そこまで慌てなくとも知ってるよ、君は緑間一筋だからね｣

『うっ…』

それはそれで気恥しいからやめて欲しい……

赤｢持っていてもいいんじゃないか？緑間がなんて言うかは知らないが｣

『……まぁ、緑間くんは捨てろと一刀両断するでしょうけどね』

それから私は試合を見ることに専念した(というかメンタル的に疲れました←)

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