【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました２【秀徳】

96個目 一軍夏合宿 終 ページ48

ゆっくりしていいと言っていたのはこういう事だったのか
私は思わずにやけてしまい、みんなにバレないように部屋へと戻った


部屋でノートをまとめていると、ｺﾝｺﾝとノックする音が聞こえた

『はーい』

高｢よっ！夕飯できたから呼びに来たぜ！｣

ゆっくりとドアを開けると高尾くんと緑間くんがいた

食堂に向かうとカレーのいい香りが漂ってきた
私は我慢できず駆け足で食堂へ向かった

『いい匂い〜、お腹空いたー！』

緑｢走らなくても夕食は逃げないのだよ｣

高｢俺も腹減ったー！｣

緑｢おい！｣

後ろで何か言っている緑間くんを置いて食堂に入ると、そこには既に出来上がった食事が並んでいた

『おぉー！！これ誰が作ったんですか！！』

知っていたけどそれでも感動して聞いた

大｢みんなで作ったんだ、Aは合宿中の朝と夜作ってくれたからな｣

木｢大変だったんだぜ？特に緑間が｣

宮｢こいつにもできねぇ事があったとはな〜？｣

緑｢俺だって人間です…｣

高｢Aちゃん美味そうだろ！｣

みんな気付いているのか知らないが、どうだと言わんばかりに見てくる
可愛いかよ…！！！

『すっごい美味しそう！！早く食べましょう！』

私がそう言うとみんなもお腹が空いていたのかすぐに席についた

大｢それじゃあ…｣

｢｢｢｢｢『いただきます！』｣｣｣｣｣

みんな口を揃えて美味い美味いと言いながら食べていく
実際美味しかった

『あ、すごい！星型の人参だ！』

木｢それ大坪が作ったんだぜ｣

『えぇ！！これ、大坪先輩が！？』

大｢あぁ、ついな｣

『私より女子力ある…！』

あの大坪先輩がこんな女子力を秘めていたなんて……
人は見た目で判断しちゃならんな…
それにしてもじゃがいもでかっ！！
1口サイズじゃないものばっかり
そんな私に気づいたのか宮地先輩がどうだと言わんばかりに話し出した

宮｢じゃがいもは俺がやったんだぞ、ありがたく食べろ！｣

『ありがたやー』

緑｢おい、A、野菜もしっかり食べるのだよ｣

『お母さん……』

緑｢誰がお母さんだ(怒)｣

高｢wwwww｣

みんなでわいわいと食べた合宿最後の夕食は今までで1番幸せな時間だった

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