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一緒に行こうと誘っておきながらなんだけど何を話せばいいか分からん!!←
なにか話さないと気まずすぎる。
『えっと……最近どう?』
黒「最近ですか?そうですね…」
しまった、最近どう?とか一番ダメじゃん。
決勝リーグで負けて落ち込んでる時に…!
黒「……少し、悩んでます」
ほらぁ!!私のバカぁ!!
『そ、そっか、…えっと…お姉ちゃんに相談とかしないの?』
黒「Aさんにも相談はしていますが、これは自分自身で見つけなければいけないことなので」
会話終了←
自分のコミュ力のなさを恨む。
高尾くんならもっと上手く話すんだろうな…
というか敵チームのマネージャーにそんな大事なこと言うわけないか。
黒「Aさんは最近どうですか?」
『え、私?……楽しいよ?』
あっぶなー、一瞬顔に出そうになった。
悩んでる、なんて話すわけにはいかない。
緑間くんにだって、高尾くんにだって話してないのに…
黒「…本当ですか?」
黒子くんの目が私を射抜く。
『え?』
黒「僕には、悩んでいるように見えます」
『……あはは!ないない!私に悩みなんて1番似合わないよ〜!』
ケラケラと笑い飛ばし黒子くんの言葉を否定した。いや、多分自分に言い聞かせてたんだと思う。
黒「Aさん、僕に話せなくても緑間くんや高尾くんには話してあげてください」
『だから悩みなんてないって〜』
笑いながら言うも、黒子くんは真面目な顔で私を見つめていた。
どこで気付いたのか分からないけど、これは引いてはくれなさそうだ。
観念した私は、ぽつりと呟いた。
『……黒子くんのお願いでもそれは無理かな』
黒「どうしてですか?」
『……みんなが頑張ってる時に、私の事なんかで無駄な時間を取らせたくないじゃん』
重たい雰囲気にはしたくなかったから笑ってそう言った。でもちゃんと笑えてたかな。
そんな私を見て黒子くんは小さくため息をついた。
黒「はぁ…君のお姉さんの言う通りですね」
『え?』
黒「Aさんから君の話は聞いていたんです。自分の事は二の次にしてしまう、優しい子だと」
『!』
黒「ですが、Aさん…それは優しさとは違います。さっきの言葉は彼らを信用していないと言っているようなものです」
『な…っ!そんなわけ…!』
黒「では何故相談しないんですか?」
『だからさっきも言ったじゃん、私の事なんかで無駄な時間を…』
黒「なら、それを緑間くんや高尾くんにされたらどう思いますか?」
黒子くんの言葉に言葉が詰まった。
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ワダ(プロフ) - 雪泉さん» 夢主ちゃんと高緑の絡みがほんとに好きです笑更新楽しみにしてます! (2020年3月25日 4時) (レス) id: 24a14ce40a (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - ワダさん» コメントありがとうございます!本当ですか!?ありがとうございます!もう自己満のお話で読み手の皆様ガン無視の内容になりつつありますがどうか緩ーく読んでいただけると嬉しいです!更新頑張ます!! (2020年3月24日 17時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
ワダ(プロフ) - 声出して笑う場面沢山あって読んでいてとても面白いです笑更新頑張ってください! (2020年3月24日 13時) (レス) id: 24a14ce40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月21日 17時