検索窓
今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:68,253 hit

ページ19

わたしはそう思ったんだけど、

女子たちからは次々と非難の声が上がった。



「なによ、その言い方。」


「ひっどーい!」


「モテるからっていい気になって。」





和典は女子たちから

いっぱいヒソヒソ声を投げつけられてたけど、

それでも毅然としてそこに立っていた。




そんな和典に気圧されて、

女子たちもしだいに黙りこんでシーンとなったところに

貴和が入ってきてわけを聞くことになったんだ。




女子が言うには、今日はKZの応援に来たと。

とくに泣いてる子はずっと前から和典が好きで、

いっつも和典のことばっかり考えてる子だったから、

あんなことされてよけいにショックだったんだと思う


って。





泣いてた子は、思い出しちゃったみたいで、

もうたまらないといったように、

となりの女子の胸に顔を押しつけた。





それを見ながら貴和が、やさしく聞いた。



「あんなことって?」





で、女子はさらに話してくれたんだけど、

面倒くさいからまとめると↓



今日の試合は最後KZが勝ったけど苦戦した



KZメンバーが終わったとき汗びっしょりで

苦しそうにしてたから、女子たちはメンバーに

何かしてあげたいと思った。



だから、KZが目の前を通ったときに

泣いてる子が思わず自分のハンカチで

和典の汗をふいてあげようとした。



そしたら、和典はそれをふりはらってどなった。



でもその泣いてる子は和典が好きで

なにかしてあげたいと思ってたのが

そういう形になったんだから、

ありがとうくらい言ったっていいじゃない!


そう言ったんだ。




そこまで聞いたとき、

わたしは「わー、和典大変。」って完全に

他人事だと思ってた。


けど、次の瞬間、

その女子がわたしを指差して言ったんだ。





「それに、マネージャーの神田さんが

タオルを渡したときに、神田さんが一瞬

上杉クンの汗をふいてあげてたの。

そのときはふりはらいとせずに2人で笑いあってたわ。」





…他人事じゃなくなったー。



あ、みんなは人を指差したりしちゃダメだよ?



指差されるの、気分悪くなるもん。








****************

待って、昨日更新してなくね?


てなわけで、もう一話更新しまーす。


┏○)) サ━━━━━━━━セン!

*→←6☆とばして、7☆仲間の証明



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

フェアリー - すみません。ページ7の11行目のとこ、「ためすぎだろ」じゃなくて「だめすぎだろ」じゃないですか?間違ってたらすみませんm(_ _)m (2021年12月25日 19時) (レス) @page7 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
- よかったです! (2020年1月5日 7時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
まーお。(プロフ) - 星さん» ありがとうございます!合ってます!即直してきました! (2020年1月5日 4時) (レス) id: dbfd11264f (このIDを非表示/違反報告)
- 私が間違ってたらすみません! (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは!えーっと、誤字を見つけました。ページ25の若武君の「上杉は、…」で、『かかわっら』と書いてあるところがあります。『関わった』ではないでしょうか? (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まーお。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/  
作成日時:2018年5月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。