A Side ページ34
私は、あわててうつむいて、それを隠しながら続けた。
「その性格、なんとかしなさいよ。でないと、長生きできないから......。」
「ああ。」
嘆くように言った若武の親指が、私のほおに触れ、そっと涙をぬぐった。
私がびっくりして顔を上げると、若武は少し笑った。
それから、ふぅっとまじめな顔になって、息が止まってしまうほどまっすぐ私を見つめ、ポツンと言った。
「おまえって、けっこうかわいいよな。」
私は息をのんで、若武を見た。
そんなことを言われたのが信じられずに、じっと若武を見つめ、そして若武に見つめられていた。
16☆性格は変わるか・A Side/M Side→←15☆真夜中の大事件・A Side
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紫 - 最高!!貴女もうプロです!頑張ってくださいね (2020年9月5日 20時) (レス) id: b8bed17887 (このIDを非表示/違反報告)
真穂(プロフ) - 彩さん» ありがとうございました!次の作品ができたらまた来てください(о´∀`о) (2017年10月15日 21時) (レス) id: df25a52e6d (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - とても面白かったです!KZの他の作品Ver.も見てみたいです!! (2017年10月14日 19時) (レス) id: a14dd51e33 (このIDを非表示/違反報告)
真穂(プロフ) - さやさん» ありがとうございます!元気になりました(・v・)更新頑張りまっす (2017年8月30日 11時) (レス) id: 9b7d9926ac (このIDを非表示/違反報告)
さや - すっごく面白かったです! 更新頑張って下さい! (2017年8月29日 10時) (レス) id: bee0768345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まーお。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/
作成日時:2016年11月10日 11時