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M Side ページ24

わたしが駅に着くと、そこにはもう男子たちが来ていた。




『おっす。』





「やっほ。」






そう軽い挨拶をしたんだけど、わたしは貴和のそばに置いてある大きなボストンバッグが気になってしょうがなかった笑







「ねえ、貴和。そのボストンバッグに何が入ってるの?」





だけど、貴和は教えてくれなかったの。







「あとでのお楽しみ。」








そんなときにアーヤとアーヤのお兄ちゃんが来たんだ。

















男子3人、えっと呼ばれもしないのに来た3人は、アーヤのお兄ちゃんを見るなり、ほとんど直立不動の姿勢をとった。




「すげっ、本物......。」



ポツンと言った和彦の頭を、和臣がこづくようにして、お辞儀をさせながら、自分もものすごい速さで、額が床につくほど勢いよく頭を下げて言った。





「立花さん、こんにちはっ!」






わたし?







わたしは、笑いをこらえるのに必死!!









そんな中、アーヤのお兄ちゃんは、ちょっとうなずいただけで、ムスッとした顔で言った。






「誰が切符を持ってるんだ?」








アーヤは恥ずかしさか、怒りからか顔を赤くしている。







まあ、高校生って小学生と接するときこんなもんでしょ。





特に初対面は。









でも、まあそんなこと今の男子たちは気にしない。





「黒木が持っています。」








わーお、すごい態度の違い。






まあ、いつも和臣は目をキラキラさせてるんだけど、今日はいつもよりもっとキラキラしてる笑





そして、その大きな目でアーヤのお兄ちゃんの表情をひとつも見逃すまいと見てる。







なんだ、この可愛い小動物は( ˙-˙ )







「ここにあります。」






貴和が、内ポケットからチケットを出しながらアーヤのお兄ちゃんの前に歩みでた。





「でも、お渡しする前にひとつ、お願いしたいことがあるんです。」





そういえば、貴和は普通だな。





かわいくねーの(((









あ、そう言って貴和は、アーヤのお兄ちゃんの耳に口をよせて、なにかささやいたの。








アーヤのお兄ちゃんは、
びっくりしたように目を見開いて、

視線をあたりにさまよわせながら貴和の言葉を聞き入ってて、

やがて言ったんだ。







「おまえ、大胆だな。」







貴和はニヤッと笑った。





「背に腹は、変えられませんから。」


アーヤのお兄ちゃんもニヤッと笑った。





「よし、のった。面白そうだ。


結果も報告しろよ。」

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- 最高!!貴女もうプロです!頑張ってくださいね (2020年9月5日 20時) (レス) id: b8bed17887 (このIDを非表示/違反報告)
真穂(プロフ) - 彩さん» ありがとうございました!次の作品ができたらまた来てください(о´∀`о) (2017年10月15日 21時) (レス) id: df25a52e6d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とても面白かったです!KZの他の作品Ver.も見てみたいです!! (2017年10月14日 19時) (レス) id: a14dd51e33 (このIDを非表示/違反報告)
真穂(プロフ) - さやさん» ありがとうございます!元気になりました(・v・)更新頑張りまっす (2017年8月30日 11時) (レス) id: 9b7d9926ac (このIDを非表示/違反報告)
さや - すっごく面白かったです! 更新頑張って下さい! (2017年8月29日 10時) (レス) id: bee0768345 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まーお。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/  
作成日時:2016年11月10日 11時

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