6☆リサーチ開始・アーヤSide ページ2
(アーヤSide)
「もどきってなんだよ!」
と言いながら若武は、上杉クンと黒木クンそして神田さんのあとを追い、それに私が続いた。
いちばん最後から、小塚クンがついてくる。
小塚クンの体が通ると、両わきの机がわずかずつ動いて、通路が広くなる。
これはほかの男子三人にも、細い神田さんにもできない芸当だった。
「くっそ、もう少し早く授業が終わってたらな。」
若武が、長い脚をもてあますようにして階段をおりながら、くやしそうに言う。
「犯行現場を押さえられたかもしれなかったのに。」
前を歩いていた黒木クンが、足を止めてこっちをふりあおいだ。
「出くわしてたら、それこそあぶねーよ。」
そう言って黒木クンは拳を上げ、親指でトンと若武の心臓をついた。
「やられるぜ。」
青く見えるほど澄んだその目が、一瞬、ギラッと光って若武を射とめ、若武は息をのんで立ちすくんだ。
私も、小塚クンもだった。
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真穂(前よりさらに低in)(プロフ) - 恵菜さん» ありがと〜!!今夜も更新しまーす! (2016年8月23日 19時) (レス) id: d9b3432565 (このIDを非表示/違反報告)
恵菜 - ↓ごめんなさい!間違えました。恵菜です。 (2016年8月23日 19時) (レス) id: 06036da36b (このIDを非表示/違反報告)
Mio - おめでとうございます!応援してます! (2016年8月23日 19時) (レス) id: 06036da36b (このIDを非表示/違反報告)
真穂(前よりさらに低in)(プロフ) - 恵菜さん» ありがとう!! (2016年8月14日 23時) (レス) id: d9b3432565 (このIDを非表示/違反報告)
恵菜 - よかったですね!更新頑張ってください! (2016年8月14日 23時) (レス) id: 06036da36b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まーお。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/
作成日時:2016年5月3日 12時