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『ごめん、お待たせ。会計でまた待たされちゃって。』
JN「おかえり〜!」
『あれ、なんでジンさん?ユンギは?』
乗り込んだユンギの車の運転席に座っていたのはジンさんで、ユンギの姿はどこにもない。
JN「さっきユンギのとこ遊び行ったらちょうどいいからAのこと迎え行ってやってって。年上をコキ使うのあいつくらいだよ、まったく。」
『なるほど…なんかすみません。ご足労おかけして。』
JN「全然。それよりどうだったの?」
『あ〜…。』
JN「なんか進展あったの?」
いつもなら変わらず異常無しと言えるのに、結果的にはそれで間違いはないけれど、先生に言われた最後の衝撃的な一言のせいでうまく言葉が出ない。
『いや…検査は特に異常無いんです。いつも通り。でも…なんて言ったらいいんだろ…。恋をしろと…先生に言われました。』
JN「………恋?」
『ちょっと、ちゃんと前見て運転してくださいよ。』
キョトンとするジンさんがこっちを見ている。
JN「あぁごめんごめん。え、でも恋って…恋かぁ…。」
『いきなりそんなこと言われても困りますよね。第一恋なんてしたことないし。』
JN「……そうだよね、そう思うのは無理もないよ。でもまぁそういうことならしちゃいなよ!恋!協力するから!」
そう思うのは無理もないという言葉が妙に引っかかったけど、何やら閃いたらしいジンさんは家に着くまで終始気分が良さそうだった。
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作者名:nonta | 作成日時:2018年3月20日 9時