この恋、期間限定につき。 (ページ23)

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JK「俺、もう帰っていいですよね？無実だったわけだし。」

YG「災難だったな、おまえ。いいよ、もう帰って。」

『あの…、あたしも帰っていいですか？』

YG「どーぞ？」

どーぞ？ってなんだどーぞ？って。
勝手に連れて来られたのになんなんだその言い方。
とは思ったものの大人しく一礼してその場を出て行くことにした。

視界の隅で、その男がまた煙草を口に咥えたところを捉えたのを最後に、もう二度とこの人に会いたくないと心から思う。

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JK「おねーさん、一緒に帰ろう。」

重い扉を開けると、そこには中学生の彼が立っていた。

『いやだ。』

JK「なんで？」

『なんで？って…。別にあなたとあたし、友達でも何でもないでしょう？ただ面倒ごとに巻き込まれたってだけで。』

JK「それ、おねーさんのせいじゃん。」

歩き出したあたしの隣をひょこひょこついてくる彼にうんざりしたような顔を向ければニッコリ笑われた。

JK「おねーさん、ジミニヒョン達と仲良いよね？」

あぁそうか、この子ジミンとテヒョンとはギリギリ中学で被ってるんだ。

『だったら何？』

JK「俺もヒョン達とは仲良いよ。…おねーさんのこと、ヒョン達から聞いてたし。」

呆れた。
多分、ていうか確実に、この子のはあたしを知っていてこの間関係を持ったらしい。

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