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玄関を開ければ中はとても静かで、一応お邪魔しますと声をかけたけどやっぱり返事はない。









リビングには人影ひとつなくて、少し気は引けたけどまだ入ったことのない寝室の扉を開ければそこにもAヌナの姿はない。









もしかして出掛けてるのか…?









そう思いながらももうひとつ部屋を見つけて扉を開く。









作曲用の機材に囲まれたその部屋で、机に突っ伏して寝ているヌナの姿を見つけた。









ゆっくり近付くと規則正しい寝息が聞こえる。









華奢な背中が何だかとても儚く見えて、ヌナの寝顔にそっと触れるとゆっくりと目を開いたヌナはこっちを見て大きな目を更に大きくした。









『何で…ジョングクさんがここに…?夢…?』









信じられないと言うようにゆっくりと椅子から立ち上がった彼女は真っ直ぐに俺を見つめた。









JK「すみません、勝手に上がって。ユリヌナから暗証番号と合鍵を預かりました。」








『そういうことか…。』









JK「Aヌナ、元気でしたか?」








『…………。ヌナじゃ、ありません…。』








彼女はそういうと急に頭を下げた。









『ごめんなさい。ずっと、嘘ついてました。もうご存知の通り、私がLierで、本当はジョングクさんと同じ97年生まれです。』









そう言って頭を上げた彼女は少しだけ涙目で、何故かとても愛おしく感じた。









JK「じゃあ、何て呼べばいい?」








『お好きなように、呼んでください。』







JK「わかった。Aって呼ぶ。」







彼女は小さく頷いて、遠慮がちに俺の手を握るとリビングへと向かった。

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ぶぅ - 更新楽しみです(^-^)頑張ってください! (2018年1月10日 18時) (レス) id: 5f8ac1065a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - たくさん更新してくださって、本当に嬉しいです!更新頑張ってください! (2018年1月9日 20時) (レス) id: 9fe5426be1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 更新頑張ってください!応援しています。ファイティン!p(^_^)q (2018年1月9日 18時) (レス) id: 323d4fe192 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nonta | 作成日時:2018年1月9日 11時

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