私の生徒は小悪魔です。Yuri.C

第10話 〜涼介side〜 ページ10

涼介side



・



…気まずい。



知念めっちゃ不機嫌じゃん!!



ずっと大ちゃんとAさんのこと見てて手動いてないし(笑)



ふーん、知念のタイプってこんな感じなんだー。なんか意外。



眼鏡かけてて、流行にも疎そうな地味め女子。



…もしかしたら化けるタイプ??



眼鏡外してオシャレに気をつければめっちゃ美人だったりして。



でも知念っていつも冷静だから､こんなに感情むき出しにしてんの珍しいかも(笑)



つーか、大ちゃんもAさんも気づけよな!!



大ちゃんは分かるけど、Aさんまで鈍感かよ!!



知念が我慢出来なくなったのか､大ちゃんとAさんの間に入る。



『なにか分かんないとこある？』



知念が大ちゃんに教えてるから、やることが無くなったAさんがこっちに来た。



やべっ…知念超睨んでんじゃん(苦笑)



山｢いや､大丈夫！…すみません！俺、用事思い出したんで帰ります！｣



有｢えっ！山田が帰るんだったら俺もー!!｣



Aさんはあまりにいきなりだったからか驚いた顔をしてる。



焦ってたのバレたかな??



・



有｢どしたんだよ､いきなり。｣



山｢だって気まずかったんだもん！｣



有｢なにが？｣



山｢はぁ。気づけよな!!知念だよ！｣



有｢知念？｣



山｢あいつ､やっぱAさんのこと好きだな。｣



有｢まじで!!｣



山｢多分な。｣



有｢えー、なんか俺たちに出来ることないかな！｣



山｢うーん…まぁ、最終的には知念がちゃんと気持ち伝えないといけないし。｣



有｢でも知念奥手だからなー。｣



山｢ねぇ！｣



有｢ん？｣



山｢俺、いいこと思いついたんだけど｣

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