―――ようこそ。【銀魂】

行き止まり ページ8

ズドン!!


「あ、無理か…」


ゲーム開始から十秒、神威はその怪力を使って壁を壊そうとしていた。

少しでもゲームを楽に進められるようにしようと行き止まりに来たら戻らずにそのまま壁を突き破って進もうと考えていたのだ。

ヒビ一つはいらない壁を見上げてため息をつくと、壁に背を向け、もと来た道を帰って行った。






・






ズドン!!


「うおおおお!?」


行き止まりに来た銀時が引き返そうとしていた時だった。

壁の向こうで誰かが壁を殴ったりしたようだ。


「か、神威か…?」


二人の距離は近い。出会うのも時間の問題だ。







・






「おおおおおお!!」



(人1)ちゃん二人の接近に反応した。空中に浮かぶモニタに身を近づける。


「これは…どっちがやられるかなー?カムイ?ギントキ?どっちもおんなじぐらい強いからこれは楽しみだ!!」




ただ笑う。ただ無邪気に心底楽しそうに笑う。

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