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あの理由(高杉side) ページ7

この女の一部がA?

だったら急にAが元の性格に戻った理由もわかるかもしれない。

腕組みをしながら口を開く。



「…オイ」

「ん?何?」

「Aが急に元に戻った理由は何だ?」

「相変わらずシンスケは鋭くてかしこいねー!あのね、私八重歯ちゃんに会ったの!」


八重歯ちゃん…五人ともAだからその個人の特徴を名前にして呼んでるのか。よく見たらアイツも八重歯だ。


「それでイライラしてた八重歯ちゃん…私の言ったことに腹立てちゃって私の胸倉…こう…ガッ!と掴んだの。つまり私に触っちゃったの。そうしたら私の望んでる八重歯ちゃんになったの」

「…つまりはAはテメェの一部だからテメェに触るだけでAに何かしらの影響が出て、俺のとこのAの場合、お前の望む心理状態になったっていうことか…?」


アイツが目を見開いて感嘆の声を上げながら拍手した。


「さっすがぁ!私あんまり賢くないから説明ヘタクソなんだ…そういうこと!」


もう一つの疑問。


「俺たちは、死んだのか?」

「まぁ、殆ど瀕死状態だねー。あの子たちをこっちに連れてくることはカンタンなんだけど、いかんせんほかの人たちはねー…だからちょっと死にかけてもらったの!ここは基本死の世界と言ってもマチガイではないからね。ちょーっといろいろと周りの人たちをいじくって皆にはこっちに来てもらいました!この世界は死に近づかないと来れないからね」



私は死んだんだけどね、と楽しそうに言うと立ち上がる。

人差し指を軽く振ると目の前に刀がどこからともなく現れた。



「武器。あった方がいいでしょ?」


女は後ろで手を組むと小首をかしげる。



「フィールドは後ろの迷路。始まった瞬間皆別の場所に飛ばすから始まったら横にいる奴すぐ殺す、みたいなことはできないからねー」



振り返って見てみるとそこには高さ2.5メートルほどの壁が立っていた。


「すっごく楽しみにしてるからつまらない結果はダメだよ!つまんなかったらリセットするから!


制限時間は無制限。それじゃあ…スタート!!」




目の前に壁が現れた。

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ルロー - 俺とか、僕とか言ってる女嫌いっていってんじゃん((怒 (2015年3月10日 22時) (レス) id: 1feb6ddf9d (このIDを非表示/違反報告)
riru(プロフ) - 高杉 武人さん» そう言われるとものすごく嬉しいです!ありがとうございます! (2014年11月3日 18時) (レス) id: 5c2d18922c (このIDを非表示/違反報告)
高杉 武人(プロフ) - 狂気の書き方がとてもお上手でゾクゾクしました。更新頑張ってください (2014年10月25日 19時) (レス) id: 72273524b7 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - 夢主ちゃんの絵可愛かったです!面白いのでこれからも頑張ってください (2014年8月29日 17時) (レス) id: a62ce2bcd6 (このIDを非表示/違反報告)
riru(プロフ) - 土藤田菜摘美さん» 本当にいつもありがとうございます!血へド吐きながら頑張ります!! (2014年6月30日 18時) (レス) id: 237ed15fea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riru | 作成日時:2014年6月30日 15時

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