―――ようこそ。【銀魂】

大変 ページ25

「ってことは…俺たちはこのゲーム100回以上やってたってことになるのかよ…」

「それよりもお侍さん、何か体 透けてきてるよ?」



自分たちの手や体を見てみると全員が透明になってきていた。


「ってことはこのゲームは…」



「終わった…のか」


高杉がぽつりと呟いた。



「あ、もうそろそろ俺消えちゃうね…じゃ、バイバーイ」

そう言うと神威は完全に見えなくなった。



それよりも、と銀時は思う。



何とも後味の悪い話なんだ。

女を殺して終わり、だなんてなんとも言えない気持ちに苛(さいな)まれる。




高杉が、土方が消えた。




「大変でしたねィ…」

「…そうだな」


「俺もここから戻れば３Z…１Zか。カオスな話でさァ」

「俺は変わんねェけど」

「あれ、そうだったんですかい。…ま、いいや。とりあえずさよならでさァ。ここで会うのは金輪際ねェようにせいぜい祈っときまさァ」


そう言い残すと沖田も消えた。




そうだな、と誰もいない空間で言うと銀時は意識を手放した。

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