二回目 ページ13
「スタート!」
自称、(人1)ちゃんがそう叫ぶと高杉はいつの間にか迷路の中にいた。
「クソッなんだよコレ!!」
急に殺されかけてそれでもってまた命を狙われるという今までのながれは高杉を苛立たせるのぬは十二分だった。
だけど生き残るには殺して生き残るしか他に術がなかった。
Aを助けるには。
とりあえず一番殺意が沸きやすい銀時を探すことにした。
・
案外近くにいた。
ここは後ろから刺し殺すのが一番安全で確実だろう。
背後から忍び寄り…
「っ! 高杉!!」
気づかれた。銀時は木刀を構える。高杉も構えた。
「銀時…俺の女のために…死ね」
「それはコッチのセリフだ」
ここに来てほんの数十分だというのに銀時の顔はひどくやつれていた。
「えらく顔やつれてるぞとっとと死んだらどうだ」
こんな言葉、軽口としてしか受け取ることがないと思っていた。
「テメーこそひでー顔してんぞ テメーの方がくたばったらどうだ」
この言葉には皮肉ではなく、明確な殺意が宿っていた。
半分以上働かない頭でもわかる。
他の四人に対する殺意が自分の中にあるということだ。
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ルロー - 俺とか、僕とか言ってる女嫌いっていってんじゃん((怒 (2015年3月10日 22時) (レス) id: 1feb6ddf9d (このIDを非表示/違反報告)
riru(プロフ) - 高杉 武人さん» そう言われるとものすごく嬉しいです!ありがとうございます! (2014年11月3日 18時) (レス) id: 5c2d18922c (このIDを非表示/違反報告)
高杉 武人(プロフ) - 狂気の書き方がとてもお上手でゾクゾクしました。更新頑張ってください (2014年10月25日 19時) (レス) id: 72273524b7 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - 夢主ちゃんの絵可愛かったです!面白いのでこれからも頑張ってください (2014年8月29日 17時) (レス) id: a62ce2bcd6 (このIDを非表示/違反報告)
riru(プロフ) - 土藤田菜摘美さん» 本当にいつもありがとうございます!血へド吐きながら頑張ります!! (2014年6月30日 18時) (レス) id: 237ed15fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riru | 作成日時:2014年6月30日 15時