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episode60 ページ20

外は夕焼けに染まり、一番星が輝き始めたころ
静寂の中突然聞こえたのは扉のノック音だった



A「?どなたです?」

アーサー「A。俺だけど!」

A「アーサー様!?
あ、少々お待ちください!」



私は急いでぬいぐるみをタンスの中に隠し、扉を開けた
(本人にバレるのは一番ヤバイからな…(汗))

そこには、満面の笑みを浮かべ、お茶セットも持ったアーサー様がいた

いきなりどうしたのかしら?
アーサー様はあまり私の部屋には来ない
というか、来る機会などない
なぜなら、私がアーサー様の元に行くからだ



A「どうぞ何も無い質素な部屋ですがお入りください。」

アーサー「いきなりごめんね。」

A「どうかしたのですか?」

アーサー「いや…最近朝しか会えないから。」

A「え!?じゃあ、まさかわざわざ会いに来たのですか!?」

アーサー「まあ…ね!」



まさかのまさかすぎでしょ!?
そんなこと予想もしてなかったからね!?



アーサー「やっぱりまだ仕事してた?」

A「大丈夫ですよ。休憩しようと思ってたので!」

アーサー「良かった!」



イスに座り、私たちはお茶を始めた

すると、アーサー様が私の顔を覗き込んできた



アーサー「A…疲れてる…?」

A「へ?疲れてるように見えますか?」

アーサー「うん。」

A「一応ちゃんと寝てはいるんですが…」

アーサー「A最近デスクワークが多いからじゃない?」

A「でしょうか…。」

アーサー「あんまり無理しないでよ。」

A「大丈夫ですよ。」



私はアーサー様に微笑みかけた
主に心配などさせるわけにはいかない



アーサー「あぁ!あのぬいぐるみどうしたの!」

A「((ギクッ ど、どれのことですか?」

アーサー「あのテディベアだよ!
どうしたの?!」




あ、テディベアね
あっちのぬいぐるみがバレたのかと思った

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作者名:☆〜修羅桜〜★ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年3月4日 21時

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