殺人鬼な彼女は・・・貴：「二」 (ページ5)

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四十七人目ページ5

ー真夜中ー
あ、ちゃんと、放課後は
隅々まで掃除したよ
殺人鬼は、キョーヤの
学ランの袖口持ってる
昨日の事で、顔合わせにくいし...
確かに、理性失ってたけど...
・・・思い出すと脳裏に鮮明に写り出す
断末魔と生暖かい真っ赤な血...
ベットリと殺人鬼の顔につき
その血を舐めて、興奮して大笑いする
殺人鬼の声に、何かを言ってる、周りの声...
それに...それに、まさか...
殺人鬼が、キョーヤまで
殺そうとしていた...
・・・・・あぁ...
危ないところだった...
本当に、危ないところ...
殺して、血を見ても
ちゃんと、理性抑えないと...
何時しか、善人も悪人も関係なしに
人を殺してしまいそう...
無意識に袖口を握る力が強くなる
恭：「A？」
貴：「えっ？あ、何？」
恭：「どうしたの？何か、
　苦しそうな顔してるけど...」
貴：「大丈夫...ちょっと、昨日の事で
　赤ん坊達と顔合わせにくいな～
　って思っただけだよ」
恭：「そう...」
そしたら、
「今日の主役の登場だぜ」
っと声が聞こえた
咄嗟に身を縮めた
あぁ...此の殺人鬼が
一般人を見て、こんなになるなんて...
もういいや...開き直ってやろうか...
恭：「君達・・・・・何の群れ？」
隼：「んだと、てめー！」
武：「まーまー、えーと、俺達は・・・」
了：「応援に来たぞ！！」
恭：「ふぅん・・・目障りだ
　消えないと(咬み)殺すよ？」
キョーヤ、「咬み」抜けてる...
了：「なんだ、その物言いは！！
　極限にプンスカだぞ！！」
プンスカ...？何それ...
武：「まーまー、落ち着けって
　俺達はぐーぜん通りかかっただけだから
　気にすんなヒバリッ、なっ」
そしたら、

ザッ

後ろから、相手が来た
恭：「そうか・・・あれを咬み殺せばいいんだ」
キョーヤがトンファー持って
後ろを向く
貴：ビクッ)「ぴゃっ...！？」
そのトンファーが、殺人鬼の脇腹に掠った
恭：「・・・・・」
貴：「・・・・・～～～～～！！！！/////////////」

バシッッッッッ

殺人鬼は、キョーヤを殴った
貴：「忘れて、忘れて、忘れろ！！！/////////////」
恭：「痛っ、痛いっ...忘れるから
　殴らないでよ...」
貴：「忘れろ！！！！！
　殺人鬼が脇腹弱い事も忘れろ！！！！」
恭：「わかったから！」