【wrwrd!】ゆーえんみー【男主】【短編集】

体育祭【sp】 ページ19

※.先輩の続き

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空は文句なし快晴
俺の心はどんより雨模様

今日は皆が楽しみにしていたであろう体育祭である

何故俺の気分が沈んでいるのか
A先輩と組が別れたからだ。

sp「はぁあああ…」

「てめーどっか行けや鬱陶しい」

kn「仕方ないやんショッピ君」

sp「くそ先輩は黙ってろください」

くそ…何でコネシマはA先輩と一緒なんだ
どこまでも俺をイラつかせてくる、うざい(

sp「…借り物絶対先輩当てますからね」

「辞めろめんどくせーから」

sp「では行ってきます」

「聞けよ」

そう、俺は借り物競争に出るのだ
勿論A先輩に関するお題を引く気満々である


＿ﾊﾞﾝｯ

スタートの合図と共に一斉に走り出す
ちなみに全学年混合、三年生怖いなー(棒)

「鬱ぅぅううううう！てめぇ何チンたら走ってんだオラァァああああ"あ"！！」

あ、先輩の怒号が聞こえる
俺にも何か言ってくれないかな

じっと見てたら中指立てられた、酷いツンデレか

お題紙を取り内容を確認する

"金髪"

sp「っしゃぁあああ！先輩ぃいいい！！」

神は俺に味方した！全速力で先輩の元に走る

「何だよ」

sp「お題！金髪でした行きましょう！」

「あー…分かった」

よし！先輩と！一緒に！走る！！

「シッマ、行ってこい」

sp「…は？」

kn「おっ、ええでー！行こかショッピ君！」

sp「いやいや何で先輩じゃないんすか」

「シッマだって金髪だろ」

このくそ先輩！！いつも俺の邪魔ばかりして！！！
何で金髪なんだ！！染め直してこい！！！

kn「ショッピ君はよ走れって！」

嗚呼、俺は何をしているのだろう
本来先輩と走るはずのレースをコネシマと走って…

rb「ショッピぃいいい！はよ走れやぁああ！！」

ロボロさんのくそデカボイスだ、
どうせならA先輩に言われたいんすけど

「鬱ぅぅうう！借りんのに時間かかり過ぎだボケェええええ！！ぶっ飛ばすぞ！！」

…全く言ってくれそうにない

そしてコネシマさんとゴールしてしまった
全く嬉しくない勝利だった

.

競技が終わり先輩の元に戻る
俺等のチームは一位だった

kn「Aー！」

「おーお疲れ」

sp「お疲れ様っす」

「ん、ショッピ一位おめでとう」

sp「…ッ、え、」

初めて名前で呼ばれた、しかもおめでとうって、

「俺等は鬱のせいで完敗だしよ」

sp「先輩好きです」

「きっしょ」


やっぱり俺の心も快晴だ
この後全力で先輩応援した。

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