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仲間17人。 ページ18

A「……山の上の廃墟……?」




その場所には見覚えがある。




私が覚えている記憶の中で、2番目に古いもの。




3年ほど前の記憶。




河上「そして、数ヶ月前、やっと見つけたでござる。




鬼兵隊の黒猫……Aを。」




A「え、……ッ」




私が……鬼兵隊の黒猫……!?




A「わ、私は鬼兵隊の黒猫じゃ……ッ」




黒猫じゃない。




そう言おうとしたけど、言えなかった。




本当に違うの?




河上さんの言う通り、本当に黒猫なんじゃないの?




本能がそんな思考を送り込む。




A「私、が…鬼兵隊の…黒猫………?」




何だか、そんな気がしてきた。




河上「思い…出さぬか……」




河上さんは、悲しそうな顔をしながら、




失礼した。




それだけ言って、部屋から出ていった。




それと入れ違うように、また子ちゃんが入って来る。




A「また子ちゃん……私……、私はどうしたらいいの……?」




来島「A……」




A「どうしても、思い出せそうなのに、思い出せないの……。




何だか、思い出そうとすると……頭が痛くなって……ッ!




思いッ出したいのにッ……!!」




私は自分に腹が立った。




私が思い出せないから、河上さんを悲しませた。




戦術も忘れてるから、足を引っ張った。




来島「A……実は前に、1度Aの事を諦めるって話になったッス。




Aは何をしても私達を思い出さないから……。




でも、それでも河上先輩は諦めなかったッス。




私は、どちらとも言えない気持ちで……。




思い出してほしいけど、Aが苦しんでいるのを見てたら……ッ!」




A「ッごめんなさい……」




来島「ッ今は思い出せなくてもいいッス……けど、いつか、私と河上先輩の期待に答えて欲しいッス。」




とても気分が落ち込んだ。




でも、正直に話してくれたまた子ちゃんの頭を撫でて、




A「……ありがとう。」




いろいろとありがとう。




それだけ言うと、外に向かった。

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ライ麦パン(プロフ) - ふはは (2019年8月14日 0時) (レス) id: 2be374999b (このIDを非表示/違反報告)
林檎の国の凡人(プロフ) - ライ麦パンさん» ……()← (2019年8月14日 0時) (レス) id: b12412348f (このIDを非表示/違反報告)
ライ麦パン(プロフ) - 林檎の国の凡人さん» 今ね、ヒロアカの林間合宿見てるのよ……いやぁ良いねぇ……かっちゃんの半裸← (2019年8月14日 0時) (レス) id: 2be374999b (このIDを非表示/違反報告)
林檎の国の凡人(プロフ) - ライ麦パンさん» 虫のファンは嫌だ…… (2019年8月14日 0時) (レス) id: b12412348f (このIDを非表示/違反報告)
ライ麦パン(プロフ) - 林檎の国の凡人さん» 腐ったら虫どもがファンになってくれるよ……← (2019年8月14日 0時) (レス) id: 2be374999b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎の国の凡人 | 作成日時:2019年3月24日 22時

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