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神楽「何か悩み事アルか?物凄く思い詰めた顔してるネ。」
A「……今、恋をしようと頑張ってるんだけど………」
そこまで言うと、頭に浮かぶのは河上の顔。
恋する相手は山崎先輩なのに……
神楽「分かってないネAは!
恋というものはいつの間にか落ちてるものアル!
焦ったら落ちれるものも落ちれないアルよ〜?」
A「いつの間にか落ちてるもの……?」
心当たりあるのか?
そう問いかける神楽に、逆に質問する。
A「恋って……具体的に言うと、どうなるの……?」
神楽「んー、目が合ったりすると胸がキュンってなったり……」
あの、胸が締め付けられるやつか
神楽「少しでも構って欲しかったりー……あ、あと、胸が高鳴るネ!」
神楽は恋をした事があるように、次々に述べて行った。
A「ま、まさか……そんなはずは……」
私……
河上が好きなの……!?
A「どうしよもう失恋してるぅぅぅ……」
神楽「お、おい大丈夫アルか!?しっかりするネ!」
魂が抜け、倒れかける私を支える神楽。
A「神楽に恋すれば良かったぁ……」
神楽「あ、これダメアルね。
あ、おいサド!ちょうどいいとこに来たネ!このガラクタ持っていくヨロシ!」
たまたま通りかかった沖田先輩を呼び、私を投げつける神楽。
A「ぎゃぁぁあぁああ!!!!!!」
沖田「!?……危ねぇだろうがチャイナ!!」
私を抱きとめるや否や喧嘩を始める2人。
抱っこしたまま喧嘩しないで……
すると、近くの路地裏に人が見えた。
A「?」
よーく見ると、河上のようだった。
A「あっ!かわ……」
河上!!
そう言う途中、河上は路地裏の奥へ消えていった。
ガーン…
私の脳内では、正にこのような効果音が流れた。
A「か、河上……」
泣きそうな顔をしながら路地裏を見ていると、
沖田先輩がハッとする。
沖田「かっ、河上!?奴が居たのか!?」
私を下ろし、焦った顔で肩を揺さぶる沖田先輩。
……え?
先輩がこんな面相で……
っ、まさか……そんな……
A「し、めい……手配、犯…なの…?」
嘘だ。
そんなの、嘘だ。
初恋の人が、新選組の追うべき
指名手配犯だなんて……。
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万斉推し - 万斉様ァァァァ!!最高すぎて私死にます! (2022年2月13日 23時) (レス) @page1 id: 78f9a00831 (このIDを非表示/違反報告)
林檎の国の凡人(プロフ) - ぶどうさん» ごめんなさい、リクエストは受け付けておりません……読んでいただきありがとうございます! (2020年6月27日 2時) (レス) id: b12412348f (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - こんにちは!全部読ませていただきました!とても楽しかったです!もしリクエスト可能でしたらいいですか?? (2020年4月11日 10時) (レス) id: 3a519504ea (このIDを非表示/違反報告)
林檎の国の凡人(プロフ) - ポッピングさん» むむ!どのお話でしょうか!?ありがとうございます、励みになります! (2020年3月10日 1時) (レス) id: b12412348f (このIDを非表示/違反報告)
ポッピング(プロフ) - 新撰組ではなく真選組では?あっあとこの短編集大好きです!応援してます!!! (2020年3月10日 1時) (レス) id: 802431f708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎の国の凡人 | 作成日時:2019年2月25日 1時